2017年9月24日日曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 267日目


                                                                                                              
  技法の研究も然ることながら、案外、統計を読むのは嫌いでないかもなぁ(笑)。

   <ひとりごと>




はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 266日目について書いておきたい。 
 
催眠療法の調査事例

 「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」、著者はミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシ。フォワードは「私の声はあなたとともに―ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー」でおなじみのシドニー・ローゼン。

    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」だ。ロッシとの共著となる第二弾。ここで特にテーマとなっているのは臨床催眠における「利用(Utilization)アプローチ」ということになる。米国での出版から40年弱の時を経て近々邦訳が出るようだから、興味のある方はそちらを読んで見るとよいだろう。個人的には過去何回が読んでいるが、何度読んでもよい著作だ。

・・・・・・・・・・・
 今日は以下の内容。

Fourth Trance: Autohypnotic Training via Training and Expectancy 
Implied Directive to Ratify Trance: The Careful Study of Communication by the Therapist 
Generalizing Successful Hypnotic Experience For Problem Solving 
Unconscious Protecting the Individual 
Surprise and Indirect Suggestions for Caudal Anesthesia 
Surprise and Vocal Cues for Reinforcing Anesthesia
Removal and Ratification of Hypnotic Response 
Protecting and Further Ratifying Hypnotic Responsiveness: Unrecognized PosthypnoticSuggestion Via Generalization 
Surprise to Initiate Another Unconscious Search
Concluding Directives for the Unconscious Search: Focus on the Patient's Experience 
Part Two: Reorganizing Traumatic Life Experience and Memory Revivication 
Spontaneous Personality Maturation with Memory Recall 
Body Language in Trance Resistance 


 
随考
 
 今日は、PTSDのクライアントの続き。

 個人的には医師でも臨床心理士でもないので、単に通りすがりの通行人として読んでいるだけだが、エリクソンではない他の人がやった場合どうなのだろう?というのは気になるところだ。

     ネットを検索すると「Australian Journal of Clinical and Experimental Hypnosis (2012)」とタイトルのついたオーストラリアの臨床催眠の学術団体の会報があって、ここにPTSDの事例がいくつか書かれている。

    特に、p.21ページあたりから、不幸にも電池の爆発事故にあった方の治療について、CBTと催眠を組み合わせた事例が書かれている。学術的には催眠が直接治療ではないことは、スピーゲル父子の著作から引用して、このあたりで書いた。だからここでは実際の治療としてはCBTでクライアントの認識に働きかけるが、おまけとして催眠を使うという位置づけになっている。その意味、エリクソニアン・アプローチとはまた違っているが、ある程度標準的なアプローチであるというところは属人性を廃して研究し易いところなのだろう。

 この会報では、1週間から3週間おきに20回のセッションを行っている様子が記載されている。これを読むと、短期間で魔法のように症状が消える、とはいかないのがよく分かってくる。

 実際、エリクソンのやり方と比較してどうなのだろう、という疑問が湧くとこではあるが、こうやって何人かが行ったアプローチを俯瞰的にみようとすると、それが、例えば、「A Meta-Analysis for the Efficacy of Hypnotherapy in Alleviating PTSD Symptoms.」のようなメタ分析には繋がってくることになる。これを考えると属人性を廃してほんとに効果があるか?また、他の手法と比べて効果はどうなのか?が分かってくることになる。

9月24日の進捗、2,112ページまで(全体 2,656ページ、進捗率 79.5%)

Volume IV
INOVATIVE HYPNOTHRAPY

Hypnotherapy An Exploratory Casebook by 
Milton H. Erickson and Ernest L. RossiWith a Foreword by Sidney Rosen


お知らせ:

ミルトン・エリクソンの本質を突き詰めたから分かったことがあります。

 組織のパラドクスを解消し、組織の認識、行動の変化を支援する、
「変化・創発ファシリテーション」のオンデマンド、オンサイト講座を開始いたします。

詳細は、こちらから。


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com

https://www.facebook.com/Okirakusoken-236949276723679


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2017年9月23日土曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 266日目


                                                                                                              
  意図的に少し間違っていることを発言して、

  相手が訂正、補足してくれるコミュニケーションを引き出すのも一つの手(笑)。

   <ひとりごと>




はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 266日目について書いておきたい。 
 
催眠療法の調査事例

 「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」、著者はミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシ。フォワードは「私の声はあなたとともに―ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー」でおなじみのシドニー・ローゼン。

    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」だ。ロッシとの共著となる第二弾。ここで特にテーマとなっているのは臨床催眠における「利用(Utilization)アプローチ」ということになる。米国での出版から40年弱の時を経て近々邦訳が出るようだから、興味のある方はそちらを読んで見るとよいだろう。個人的には過去何回が読んでいるが、何度読んでもよい著作だ。

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 今日は以下の内容。

Indirect Hypnotic Forms Preparing for Trance Induction
Trance Induction via not Knowing and not Doing: The Early Learning Set Induction: Unconscious Conditioning 
Trance Deepening via Contingency Suggestion: Pause as an Indirect Suggestion
An Associational Network Facilitating an Unconscious Search for Lost Memories 
Surprise and Pleasure to Reinforce Unconscious Functioning: Safety Suggestions 
Separating Conscious and Unconscious Processes: Trance Awakening and Ratification: Training in Posthypnotic Suggestion 
Posthypnotic Suggestion Ratifying Trance: The Patient's Experience as the Focus of Attention 
Somnambulistic Training: Indirect Posthypnotic Suggestion for Trance Induction by Catalepsy 
Trance Awakening with Open-Ended Posthypnotic Suggestion 
Trance Ratification via the Patient's Own Experience
Third Trance: Induction and Posthypnotic Suggestion for Learning 

 
随考
 
 ミルトン・エリクソンは普通の会話で催眠を使っていた。

 こう書かれると案外ツッコミどころ満載だ。まず、「エリクソンがクライアントと普通の会話をしていたのか?」と言われると個人的にはかなり疑問だ。

 勝手に個人的な解釈を書くと、エリクソンの喋り方は、最近はあまり露出が少なくなったが戦場カメラマンの渡部陽一さんが(意図的にへんなペースで)しゃべっているのと似ているように思えるからだ(笑)。これと同じように、英語ネイティブの人がエリクソンの会話を聞いても普通の会話には聞こえないだろう。

 その理由を少し考えてみる。

 おそらくこの違和感にはある種の曖昧さが関係している。

 また、晩年は少し発話が不自由になっていて、エリクソンのコトバの曖昧さに磨きがかかる。もちろん、曖昧さと言っても種々ある。

・話の粒度が合っていない曖昧さ
・統語論的な文法の曖昧さ
・句読点の区切りによるパンクチュエーションの曖昧さ
・言っているコトバの多重の意味の曖昧さ
・音韻論的な発話の曖昧さ
・その他

 ・・・このあたりで書いた話だ。もちろん、ここでは発話の曖昧さについて言うと加齢とともにエリクソンの意図しないところで磨きがかかった、ということになるだろう。逆に言うと、それ以外についてはエリクソンは曖昧なことを非常に精緻に行っていた。これがエリクソンを理解する一つのポイントとなるだろう。曖昧なことを精緻に行う、というコンセプトは「Ericksonian Approaches」に書かれていた話だ。余談だが渡部陽一さんの喋りの違和感は、スピードとパンクチュエーションの違和感ということになるだろう。

 ただここで面白いこともある。人は一般的に曖昧さを曖昧なままで楽しめるという人が案外少ない。多分、解決できていない宙ぶらりんな気持ちがなんとなく気持ちが悪いと思うからだ。

   そのため、クライアントは自分なりにスッキリした気持ちになりたいがために、曖昧なところを自分の解釈で勝手に埋めて、なんとなく納得することになる。もちろん、これが上手くハマって今まで学習して得た(そのクライアントの)認知の枠組みに影響を与えることができれば、リフレーミングのとっかかりにはなるという具合だ。

 少し脱線する、エリクソンとは直接関係ないがリフレーミングの方向性を書いた記事がある。これが中々面白い。

 要は、今まで行ってきた経験、今、あるいはこれから経験することになるだろうことについて少し別の側面から見てみるきっかけをつくるのがリフレーミングというような感じになっている。

具体的にはこんな感じだ、
1.受動的に反応しているところから能動的に反応できる(た)ところに注意を向ける
2.否定的な気持ちから肯定的な気持ちに注意を向ける。(もちろん、一次的な気持ちとしては否定的だが、気持ちについての気持ちというように自己参照した二次的気持ちに注意を向ける場合もある。例えば、自信がないというのは一次的な気持ちだが、自信がないことは自信を持っていえるというのは二次的な気持ちだ。トリックめいているが、これで気持ちは変化する。)
3.過去の失敗から未来の成功へ注意を向ける
4.未来の心配から過去の成功へ注意を向ける
5.他人事から自分のこととして注意を向ける
6.負債から資産に注意を向ける、(苦手なところから得意なところへ注意を向ける)
7.被害者意識から自分で権限を持って実行できるところへ注意を向ける

 これを使って、エリクソンの曖昧なコトバがクライアントの注意をどこに向けようとしているのか?を観察してみると案外面白い。

 当然、今経験していることもあるだろうし、過去の上手く言った記憶に注意を向ける場合もあるだろうし、反対に未来のうまくいった状態を想起するようにに注意を向けるということもあるだろう。

 もちろん、エリクソンは、一見受動的に見えても、意識が抵抗しても無意識が適切に反応しています、とやる時もある。要は、意識-無意識の治療的ダブル・バインドということになるが、意識してできるときは意識が適当にやっている、意識ができないときは無意識が適当にやっている、どちらにしても上手くいく。というような具合で現在のスタックした状態をつくる認識の枠組みをもうすこし大きな視点で(システム論的に)見ることを促す試みだ。ここでトランス状態のカタレプシーなどの催眠状態が起こっていると、この治療的ダブル・バインドの演出はかなり上手くいっているという具合だ。

 一般的に人は、経験したことを抽象化して法則めいた認識の枠組みをつくる。これは学習でもあり、状況が変わった場合は役に立たない偏見のようなものでもある。

 それで、知覚の注意を別のことにむけ、いままで学習して身につけた(普通はこうなるはずだという)枠組みを別のものに変換しようというこ試みがリフレーミングの試みでもある。

 また、余計なこと言っておくと、エリクソンは知覚や経験を重視しており、決して、精神論や説教になっていないところがエリクソンの面白いところなのだろう(笑)。結局、知覚を伴った臨場感のある追体験でなければなかなか枠組みは変わらないということなのだろう。

 今日の論文の範囲で書かれているトラウマ的な経験からくる反応の治療も理屈としては変わらないということになる。

9月23日の進捗、2,104ページまで(全体 2,656ページ、進捗率 79.2%)

Volume IV
INOVATIVE HYPNOTHRAPY

Hypnotherapy An Exploratory Casebook by 
Milton H. Erickson and Ernest L. RossiWith a Foreword by Sidney Rosen


お知らせ:

ミルトン・エリクソンの本質を突き詰めたから分かったことがあります。

 組織のパラドクスを解消し、組織の認識、行動の変化を支援する、
「変化・創発ファシリテーション」のオンデマンド、オンサイト講座を開始いたします。

詳細は、こちらから。


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com

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2017年9月22日金曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 265日目


                                                                                                              
  私は、医者ではないので、

  エリクソンのこういった技法が仕事や日常の問題解決にどう使えるかの

  視点で読んでいるなぁ。


   <ひとりごと>




はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 265日目について書いておきたい。 
 
催眠療法の調査事例

 「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」、著者はミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシ。フォワードは「私の声はあなたとともに―ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー」でおなじみのシドニー・ローゼン。

    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」だ。ロッシとの共著となる第二弾。ここで特にテーマとなっているのは臨床催眠における「利用(Utilization)アプローチ」ということになる。米国での出版から40年弱の時を経て近々邦訳が出るようだから、興味のある方はそちらを読んで見るとよいだろう。個人的には過去何回が読んでいるが、何度読んでもよい著作だ。

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 今日は以下の内容。

Conscience as a Metalevel 
Six-Month Followup 
Selected Shorter Cases: Exercises for Analysis An Itch for Life 
Symptom Resolution Within the Self

CHAPTER 7 Case 10 Memory Revivication Resolving a Traumatic Experience Part One: Somnambulistic Training, Autohypnosis, and Hypnotic Anesthesia 
Suggestions for Recovering Memories: Truisms Covering Many Possibilities of Response 
Indirect Hypnotic Forms Preparing for Trance Induction 
Trance Induction via not Knowing and not Doing: The Early Learning Set Induction: Unconscious Conditioning 

 
随考
 
 神経性の摂食障害の女性の事例が終わると、第7章からはトラウマ的な経験からの回復となる。

   このあたりはエリクソンの論文だけではなく、スタンフォード大のデビッド・スピーゲールの論文「New uses of hypnosis in the treatment of posttraumatic stress disorder」などの臨床催眠(Clinical Hypnosis) の論文をを含めて相対的に読んだほうがよいのだろう。また、臨床催眠がPTSDにどの程度効果的かをメタ分析した「A META-ANALYSIS FOR THE EFFICACY OF HYPNOTHERAPY IN ALLEVIATING PTSD」を読むのもありだ。

 もちろん、私は医師でも臨床心理士ではないのでここでは単に興味本位で論文を読んでいる、通りすがりの通行人という立場だ。もちろん、こういった発想や自体は一般的な問題解決などでも使える余地は多いにあるのだろう・・・・具体的には、解決のための現状分析、理想形を思い描く、具体的に行動する・・・というところでも必ず(認識や行動の)抵抗というのがあるので、こういったことに対処する方法とはなり得る。具体的にはこのあたりで書いた話だ。

9月22日の進捗、2,096ページまで(全体 2,656ページ、進捗率 78.9%)

Volume IV
INOVATIVE HYPNOTHRAPY

Hypnotherapy An Exploratory Casebook by 
Milton H. Erickson and Ernest L. RossiWith a Foreword by Sidney Rosen


お知らせ:

ミルトン・エリクソンの本質を突き詰めたから分かったことがあります。

 組織のパラドクスを解消し、組織の認識、行動の変化を支援する、
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詳細は、こちらから。


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com

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2017年9月21日木曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 264日目


                                                                                                              
  結局、人は経験から学んだ枠組みを通して

  現実を見たり、反応したりしている。

   <ひとりごと>




はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 264日目について書いておきたい。 
 
催眠療法の調査事例

 「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」、著者はミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシ。フォワードは「私の声はあなたとともに―ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー」でおなじみのシドニー・ローゼン。

    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」だ。ロッシとの共著となる第二弾。ここで特にテーマとなっているのは臨床催眠における「利用(Utilization)アプローチ」ということになる。米国での出版から40年弱の時を経て近々邦訳が出るようだから、興味のある方はそちらを読んで見るとよいだろう。個人的には過去何回が読んでいるが、何度読んでもよい著作だ。

・・・・・・・・・・・
 今日は以下の内容。

Indirect Ideodynamic Focusing 
Therapeutic Restructuring of a Former Symptom
Further Therapeutic Analogies
Case 9 Anorexia Nervosa Paradox and Double Bind 
Distracting Conscious Frames of Reference 
Depotentiating a Messianic Complex 
Depotentiating Conscious Sets and Unconscious Search 
A Therapeutic Double Bind 
Emotional Catharsis 
Reversals Depotentiating the Symptom Complex
Therapeutic Binds and Paradox 
Shock and Utilizing an Ethical Value System 
Conscience as a Metalevel 
Case 9 Anorexia Nervosa Paradox and Double Bind 

 
随考
 
 過度に一般化するのは危険だが、このあたりの話は以下のプロセスで説明されている。今日は、神経性の摂食障害のクライアントの話。ある意味、リフレーミングのプロセスのようにも思ってくる。


A five-stage paradigm of the dynamics of trance induction and suggestion (from 
Erickson and Rossi, 1976.) 


1 . Fixation of Attention via Utilizing the patient's beliefs and behavior for 

focusing attention on inner realities. 

クライアントの信念および振る舞いを利用して(外的ではない)内的な現実に焦点を当てることで(五感の)注意を固定する。


2. Depotentiating Habitual via Distraction, shock, surprise, doubt, confusion, 

Frameworks and Belief dissociation, or any other process that interrupts 

Systems the patient's habitual frameworks. 

気を散らす、ショック、びっくり、疑念、混乱などを使って習慣的な言動、フレームワークを弱体化させる。


3. Unconscious Search via Implications, questions, puns, and other indirect forms 

of hypnotic suggestion via activation of personal associations and mental 

mechanisms by all the above. 

 含み、質問、冗談など間接的な形式の催眠暗示をつかって無意識の中の検索を行ってもらう。

4. Unconscious Process 

 無意識の処理

5. Hypnotic Response via An expression of behavioral potentials that are 

experienced as taking place autonomously. 

 自律的におこる(新たな)催眠的な反応を引き出す(支援をする)

 
   

9月21日の進捗、2,088ページまで(全体 2,656ページ、進捗率 78.6%)

Volume IV
INOVATIVE HYPNOTHRAPY

Hypnotherapy An Exploratory Casebook by 
Milton H. Erickson and Ernest L. RossiWith a Foreword by Sidney Rosen


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ミルトン・エリクソンの本質を突き詰めたから分かったことがあります。

 組織のパラドクスを解消し、組織の認識、行動の変化を支援する、
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詳細は、こちらから。


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com

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