2017年8月22日火曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 234日目


                                                                                                                            
 
        トヨタ式(TPS)の「なぜ×5回」は、対象が無生物に限定しとけ、

  っていう話になるなぁ(笑)。

         ただ、本当に価値を産んでいるのはトヨタ式でもTPDのほうだけどなぁ(笑)。

   <ひとりごと>




はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 234日目について書いておきたい。 
 
催眠療法の調査事例

 「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」、著者はミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシ。フォワードは「私の声はあなたとともに―ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー」でおなじみのシドニー・ローゼン。

    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」だ。ロッシとの共著となる第二弾。ここで特にテーマとなっているのは臨床催眠における「利用(Utilization)アプローチ」ということになる。米国での出版から40年弱の時を経て近々邦訳が出るようだから、興味のある方はそちらを読んで見るとよいだろう。個人的には過去何回が読んでいるが、何度読んでもよい著作だ。

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 今日は以下の内容。

  シドニー・ローゼンのフォワード
 
随考
 
 シドニー・ローゼンのフォワードには、さらりと重要なことが書いてある。具体的には以下だ。


Everyone who knows Milton Erickson is aware that he rarely does anything without a purpose. In fact, his goal-directedness may be the most important characteristic of his life and work. 

ミルトン・エリクソンを知っている人は誰も目的がなければほとんど何もしないことを知っています。 実際、彼のゴール志向は、彼の人生と仕事の最も重要な特徴かもしれません。

 
エリクソンの技法はやはりゴール志向ということだ。

 つまり、「どうなりたいの?」「どうなっていたいの?」のようにゴールなり目的を志向している技法だということだ。つまり、「なぜ、そうなってしまったの?」ではなく「これからどうなりたいの?」に焦点を当てるということだ。もちろん、どこかのアメリカンなコーチの「What do you want ?」ようにこれを直接言挙げするのではなく、間接的に行うので、より格好がよいということではあるのだが(笑)。 

8月22日の進捗、1,848ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 69.6%)


Volume IV
INOVATIVE HYPNOTHRAPY

Hypnotherapy An Exploratory Casebook by 
Milton H. Erickson and Ernest L. RossiWith a Foreword by Sidney Rosen


お知らせ:

ミルトン・エリクソンの本質を突き詰めたから分かったことがあります。

 組織のパラドクスを解消し、組織の認識、行動の変化を支援する、
「変化・創発ファシリテーション」のオンデマンド、オンサイト講座を開始いたします。

詳細は、こちらから。


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com

https://www.facebook.com/Okirakusoken-236949276723679


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2017年8月21日月曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 233日目


                                                                                                                            
 
        「Hypnotic Realities 」あっという間に読んじゃったなぁ。

  この本を音読すると頭の中に風が流れているようで、

  案外気持ちよく読めるのだなぁ(笑)。

   <ひとりごと>




はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 233日目について書いておきたい。 
 
催眠の現実

 「Hypnotic Realities The Induction of Clinical Hypnosis and Forms of Indirect Suggestion(1976)」著者はミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシ+シーラ・ロッシ。

    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotic Realities : 催眠の現実」だ。個人的には英語で何度か読んでいる。また、書店でぱらぱらとしか確認していないが邦訳が出ている。

 そのため、ここの部分の読み方についてはルール変更して興味深いと思ったメモだけ記載しておくことにしたい。

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 今日は以下の内容。

 まとめ
Apposition of opposites
Multiple tasks and serial suggestions 
Binds and double binds
Not doing, not knowing 
Compound suggestions
Open-ended suggestions 
Contingent suggestions
Pantomime and nonverbal suggestions 
Covering all possibilities of a class of responses
Paradoxical intention 
Partial remarks and dangling phrases 
Dissociation
Questions Ideomotor signaling
Surprise Implication
Truisms Implied directive
Utilizing need for closure Intercontextual cues and suggestions
Voice locus and dynamics Multiple levels of communication (analogy,puns, metaphor, etc.) 

Yes set
参考文献

 
随考
 
 気がついたら。「Hypnotic Realites 」は読了。毎日少しずつ読んでいると「あれ、もうおしまい?」という感じにはなっている。今後も繰り返し何回も読むことになると思うが、何回読んでも何か勝手にアイディアが浮かんでくる面白い著作であることには違いない。

 明日からは、ロッシとの共著「Hypnotherapy An Exploratory Casebook」を読む。これは、近いうちに邦訳が出るというのが「催眠の経験」に書いてあった記憶がある。
 
8月21日の進捗、1,840ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 69.6%)


Volume IV
INOVATIVE HYPNOTHRAPY


Hypnotic Realities The Induction of Clinical Hypnosis and Forms of Indirect Suggestion by Milton H. Erickson, Ernest L. Rossi & Sheila I. Rossi With a Foreword by Andre M. Weitzenhoffer



お知らせ:

ミルトン・エリクソンの本質を突き詰めたから分かったことがあります。

 組織のパラドクスを解消し、組織の認識、行動の変化を支援する、
「変化・創発ファシリテーション」のオンデマンド、オンサイト講座を開始いたします。

詳細は、こちらから。


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com

https://www.facebook.com/Okirakusoken-236949276723679


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2017年8月20日日曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 232日目


                                                                                                                            
 
        ブレーン・ストーミングとフレーム・ストーミング。

  最初にフレストで枠組みに注目して変化させないと、

  既存の枠組みの下でダラダラとアイディアが出て来る普通のブレストで終わる(笑)。

   <ひとりごと>




はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 232日目について書いておきたい。 
 
催眠の現実

 「Hypnotic Realities The Induction of Clinical Hypnosis and Forms of Indirect Suggestion(1976)」著者はミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシ+シーラ・ロッシ。

    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotic Realities : 催眠の現実」だ。個人的には英語で何度か読んでいる。また、書店でぱらぱらとしか確認していないが邦訳が出ている。

 そのため、ここの部分の読み方についてはルール変更して興味深いと思ったメモだけ記載しておくことにしたい。

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 今日は以下の内容。

NINE Summary 

I. THE NATURE OF THERAPEUTIC TRANCE 
a. Trance Viewed as Inner Directed States
b. Trance Viewed as a Highly Motivated State
c. Trance Viewed as Active Unconscious Learning
d. Trance Viewed as an Altered State of Functioning
e. The Subjective Experience of Trance
2. CLINICAL APPROACHES TO HYPNOTIC INDUCTION 
a. Orientation to Hypnotic Induction 
b. Approaches to Hypnotic Induction 
c. Depotentiating Habitual Frames of Reference 
d. Indicators of Trance Development 
e. Ratifying Trance 
3. THE FORMS OF HYPNOTIC SUGGESTION 
a. The Nature of Hypnotic Suggestion 
b. Indirect Approaches to Hypnotic Suggestion 
 
随考
 
 人類学者のグレゴリー・ベイトソンは「情報」を「A diffrence that makes a difference. (差異を生み出す差異)」として定義した。要は、何か2つの差異が連鎖的、あるいは創発的に生み出すのが「情報」ということだ。(余談だが、ベイトソンの本意は違うと、これに異を唱えている英国の大学教授が居るのも知っているけれど。)

 それで、「Hypnotic Realities 」は、当時の他の(標準的な)臨床催眠の研究者の技法と比較してエリクソンの技法どうなのか?を同定する試みと言えるだろう。結果的に、臨床催眠家のヤプコの表で言うと、真ん中の標準的アプローチと表右のエリクソニアン・アプローチの違いを探るという試みになっている。おそらく、当時こんな器用なことが出来たロッシがパートナーで出来た著作となるだろう。

 本書の引用で登場する研究者や実践家は、アーネスト・ヒルガード、アンドレ・ウィゼンホファー、セオドア・バーバー、セオドア・サービン、ハーバート・スピーゲルら、ということになる。こういった研究者との差異を探ることで実務的なレベルでエリクソンの違いが浮かび上がってくるという具合だ。これを喩えるなら、ヨーロッパのスタイルのサッカーと南米のサッカーの違い比較しているようなもので、決してサッカーと野球との違いを比較しているという感じにはならないのだろう。(余談だが、メタファーとしてのアブダクションを使うのならサッカーと野球の比較はありなのだろうが・・・)もっというと、ここでは、臨床催眠の標準的アプローチとエリクソニアン・アプローチの違いや類似点を見ているわけであって、権威的アプローチとしてのいわゆる古典催眠と比較しているわけではない。

 もっとも、この構図に気づくのは容易ではない。人は放おっておくと極端な二元論に陥るように出来ているからだ。これは、仏の認知心理学者ジャン・ピアジェの認識論の話を引用して書いた。だから、普通の人は、古典催眠か現代催眠かの二元論に陥ることになる。

 この極端な二元論の枠組みから出るのは結構難しいようにも思ってくるのだが、スタンフォードのイノベーション・センターから無料で提供されている Podcast の「Frame-storm Before You Brainstorm」のブレイン・ストーミングの前には認識の枠組みや前提を疑うフレーム・ストーミングが必要だ、を聞いていて、ブレストをする前にやはりフレストが必要だと思った次第だ。
 
8月20日の進捗、1,832ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 69.3%)


Volume IV
INOVATIVE HYPNOTHRAPY


Hypnotic Realities The Induction of Clinical Hypnosis and Forms of Indirect Suggestion by Milton H. Erickson, Ernest L. Rossi & Sheila I. Rossi With a Foreword by Andre M. Weitzenhoffer



お知らせ:

ミルトン・エリクソンの本質を突き詰めたから分かったことがあります。

 組織のパラドクスを解消し、組織の認識、行動の変化を支援する、
「変化・創発ファシリテーション」のオンデマンド、オンサイト講座を開始いたします。

詳細は、こちらから。


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com

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2017年8月19日土曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 231日目


                                                                                                                            
 
        エリクソンは基本、間接暗示。

  だから論文を読んでいても、コトバが意識をすり抜けるし、
 
  他の催眠の本と違って気色悪く感じるところがほとんどないなぁ(笑)。

   <ひとりごと>




はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 231日目について書いておきたい。 
 
催眠の現実

 「Hypnotic Realities The Induction of Clinical Hypnosis and Forms of Indirect Suggestion(1976)」著者はミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシ+シーラ・ロッシ。

    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotic Realities : 催眠の現実」だ。個人的には英語で何度か読んでいる。また、書店でぱらぱらとしか確認していないが邦訳が出ている。

 そのため、ここの部分の読み方についてはルール変更して興味深いと思ったメモだけ記載しておくことにしたい。

・・・・・・・・・・・
 今日は以下の内容。

・Trance as an Atemporal Theater: Active Imagination and Psychosynthesis 
・Reading Minimal Body Movements in Trance: Eye Movements in Trance 
・Amnesia: Protecting Trance Learning from Consciousness
・Facilitating Potentialities: Not Knowing and Open-Ended Suggestions for Infinite 
・Learning: Anesthesia and Body Healing 
・Criteria for Trance Termination 
・Amnesia by Distraction 
・INFINITE POSSIBILITIES OF CREATIVITY, HEALING, AND LEARNING

 
随考
 
  エリクソンの論文を読んでいて思うことは、エリクソンの示唆というか暗示は、一見日常的な出来事を日常会話として話しているだけで抵抗なくすんなり読めてしまう、ということだ。逆にいうと、人を感動させようと意図しているわけでもないし人生訓のようなものをたれているわけではない。また、クライアントの理解できない難しい概念について話しているわけでもない。宗教がかった話やスピリチュアルな話をしているわけでもない。

 ポイントはやはりトゥルーイズムに加えたちょっとした示唆ということになる。トゥルーイズムは事実や否定の難しい可能性の話だ。

 また、エリクソンの表現は間接的だ。これはある意味、間接的で意識に登らなければ抵抗のしようもないというわけだ。

 ただ、エリクソンの示唆を聞いたクライアントは自分で、現状は?理想は?理想までどうたどり着く?のようなことを自然と考え始めるようになる。自律的に理想をイメージして臨場感を高めて(かつ、メタ認知)するように促しているだけだから、何かを操るというようなこととも無縁ということになる。

 その意味ではなかなか興味深い方法ということだ。
 
8月19日の進捗、1,824ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 68.9%)


Volume IV
INOVATIVE HYPNOTHRAPY


Hypnotic Realities The Induction of Clinical Hypnosis and Forms of Indirect Suggestion by Milton H. Erickson, Ernest L. Rossi & Sheila I. Rossi With a Foreword by Andre M. Weitzenhoffer



お知らせ:

ミルトン・エリクソンの本質を突き詰めたから分かったことがあります。

 組織のパラドクスを解消し、組織の認識、行動の変化を支援する、
「変化・創発ファシリテーション」のオンデマンド、オンサイト講座を開始いたします。

詳細は、こちらから。


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com

https://www.facebook.com/Okirakusoken-236949276723679


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