2016年6月12日日曜日

「変化・創発ファシリテーション」講座のお知らせ


 変化・創発ファシリテーション講座 概要
 
 努力を続けても、うまくいかないことが続く場合、あなたや組織がパラドクスに陥っている可能性があります。

 組織には幸か不幸か様々なパラドクスが存在しています。

 このパラドクスに陥ると組織のパフォーマンスが低下するばかりではなく、ベンチャー企業では分裂などの危機に瀕する場合も少なくありません。

 一方、逆説的ですが、組織に存在するパラドクスを利用することで、現在の枠組みを越えた「認識」と「行動」の変化をもたらすことも可能です。本講座では、パラドクスを利用し、既存の枠組みの延長にないイノベーティブなゴールを達成するための「変化・創発ファシリテーション講座」をお客様のご要望に応じ、お客様先で提供いたします。

 あなたや、あなたのチームがパラドクスを発見し、自らそれを活用して、パラドクスを含む問題を解決したり変化を起こせるようになることを目指します。
 
 パラドクスを活用した心理療法家のミルトン・エリクソン、人類学者のグレゴリー・ベイトソンの研究家であり、実務では、大規模から小規模までのプロジェクトについての提案、実施、チェンジ・マネジメント経験の豊富な松尾浩が講座を担当いたします。


 背景

 あなた組織の発想や打ち手が堂々巡りになっていませんか?
 そうお感じなら申します。
―― 組織には「恒常性」が働く――

 組織は生き物です。生き物には変化への適応を調整する「恒常性」が働いています。つまり、よほどのことがないと組織というものは過去と同じやり方を頑なに、しかも真面目に繰り返す傾向があります。これは、過去の延長で設定した目標を設定し、その目標に対する偏差を縮小させていくように回すプロセスとして動作します。ここでは、今までの枠組みのもとでのより良いやり方が工夫されます。そのため、ゴールは現状の延長にあり、そもそも枠組みを越えて何かを行うことは志向していません。

 サイバネティクスでは、このプロセスのことをネガティブ・フィードバック・ループ(負の帰還)で駆動するプロセスと呼んでいます。時に、有効な成果を生み出すのではなく存続や継続自体が目的になることもあります。これも「恒常性」が関係しています。
―― 外部環境は日々変化する――

 さて、現在は経営環境が日々劇的に変化しています。一般的に外部環境が大きく変化した場合、新しい認識を学習し、新しい行動を起こすことができず、「恒常性」に任せたまま守りに入ると、あなたの組織は「ゆでガエル」になってしまう可能性があります。ネガティブ・フィードバック・ループで回すプロセスは環境が安定している時にはうまく機能しますが、環境が安定しない時にその文脈や枠組みから跳び出して変化に対応するのは以外と難しいのです。

―― 組織にも認識は存在する――
 組織は生き物です、ですから、組織にも「認識」があります。また、組織には共通認識によって構築された信念システムとしての「メタ・ビリーフ(高次の信念体系)」が存在します。企業のしきたり、文化などもこれに含まれます。この「メタ・ビリーフ」組織が新しい認識を学習し、新しい行動を起こすことの制約になっている場合があります。つまり、「メタ・ビリーフ」は組織の変化に対する重大な制約に成り得ます。
―― 信念による制約に挑戦してこそ変化は起こる――

 しかし、「メタ・ビリーフ」による制約に対処するのは難しいのです。理由は、「メタ・ビリーフ」は、一度、共通の常識の枠組みの外に出ないとは分からないからです。また、新しい信念を獲得するには、サイバネティクスでポジティブ・フィードバック・ループ(正の帰還)と呼んでいるプロセスを回す必要があります。つまり、一度計画された目標から離れ、予想される期待から(よい意味で)偏差を増大させた結果を実現するために、常識に囚われない小さな試行錯誤を重ねる、という発想が必要になります。逆に言うと、いつもと違うことを行うと、「恒常性」がこの試行錯誤への抵抗になることを意味しています。
 つまり、変化を起こすには、既存のやり方を恒常的に継続するプロセスと、枠組みを出て新しい方法を学ぶプロセスの間に発生するパラドクスや矛盾を解決する必要があります。これが変化における問題の本質です。これが解決できないため多くの組織が変化に枠組みを超えて適応できずに衰退していくパターンに陥ります。

―― 変化を起こすのは案外簡単――

 しかし、朗報もあります。変化を起こすのは案外簡単なことです。

 心理療法家のミルトン・H・エリクソン、人類学者のグレゴリー・ベイトソン、制約に着目したTOC (Theory of Constraints)等を個人的に研究、プロジェクトの現場で実践して分かったことです。

 ただし、条件がつきます。やり方を間違えずにパラドクスに上手に対処できれば、ということです。
 この講座では、このやり方をご教授します。既存の枠組みに囚われない「箱の外に飛び出した(Out of the Box)」革新的な問題解決や目標達成の方法がどのようなものかを体験することで実際に確かめていただければと思います。結果、ご自身の認識や感情そして行動ばかりでなく、組織の「認識」や「行動」までが変化し、世界の現れが今までとは違った可能性に満ちたものに見えてくるようになるでしょう。

 「変化・創発ファシリテーション」は、新しい変化、つまり「認識」「行動」を得るために、エリクソンやベイトソンから学んだ家族療法や第二次サイバネティクスの知見、あるいは現場での実践経験をもとにパラドクスの解決する講座です。

 一緒に既存の枠組みを跳び越えるイノベーティブな変化を起こしましょう。

 変化・創発ファシリテーションの目的
〈新しい認識、行動を獲得する〉
  • 組織を制約するメタ・ビリーフを理解する
  • メタ・ビリーフを含めたパラドクスへの対処を理解する
  • 既存の枠組みの延長にない目標設定、計画、実行を理解する

 対象者と範囲
〈対象者〉

  • 自分は優秀だが、周りがついてこないと考えているプロジェクト・マネージャー、プロジェクト・リーダー
  • ビジョンの浸透が不十分だと考えている企業経営者
  • マネジメント層と社員層との危機感の共有が不十分だと考えている企業経営者あるいはマネジメント層

範囲(予定)9:00 - 17:00 X2日間 途中休息あり〉

  • デカルトの直線的世界観とベイトソンの円環的世界観の違い
  • 組織の存在するパラドクスの種類
  • 組織に存在するパラドクスへの対処
  • 戦略的思考と抵抗
  • 戦略思考に関係する抵抗への対処
  • ミラノ派家族療法による変化・創発ファシリテーション
    • 円環的質問の有効性
    • カール・トムのフレームワーク
    • 問題課題の定義
    • シーケンスを確認する質問
    • 関係のカテゴリーを確認する質問
    • 変化への介入を行う質問
  • 実際のファシリテーション(演習)
    • 課題の整理
    • 3cloud法によるメタ・ビリーフの特定
    • パラドクスへの対処
    • 円環的質問によるリフレーミング
    • リフレーミングによる枠組みを越えた視点の獲得
    • 解決の方向性
    • 具体的な行動計画
    • ふりかえり

〈期待される効果〉

  • 既存の枠組み超えて組織に変化をもたらすファシリテーションの方法が理解できること
  • それを現場で活用して結果を出せるようになること
  • 組織の認識や行動に変化をもたらせるようになること
 
  制約条件など

  • 会議室でのファシリテーションを想定
  • 標準参加人数は(8名〜18名) 
  • その他必要機材はお打ち合わせにて決定。


  仮定していること
  • 会議室をお客様側でご用意いただけること
  • 事前課題:事前の課題を用意しております。お申込み完了後、電子メールにて課題をお送りいたします。課題は以下を想定しております。完全でなくても構いませんのでセッション前までに課題を完了しておいてください。以下予定している課題。
    • 課題リスト(課題を10個ほどリストしてください)
    • 3 Cloud 法の説明
    • SOAR(強み-状況分析)
    • 目標設定についての説明
    • その他

※3 cloud 法についてはこちらのリンクを参照ください。
※課題は状況に応じて多少変更する場合がございます。
 時間、料金など
〈変化・創発ファシリテーション講座〉

 ¥800,000 (税込み) 2日間 
 ¥750,000 (税込み) 2日間 (割引価格)


※23区外は旅費、宿泊の場合は実費をご請求いたします。 
 お問い合わせ

ご不明な点は、こちらからお問い合わせください。都内でしたら事前のご相談を承ります。



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