2011年8月14日日曜日

サイバネティクスとは何か?


サイバネティクスというパラダイム・シフト


サイバネティクスと言えば第二次世界大戦後にMITで教鞭を執っていたノーバート・ウィナーによって確立されたシステム論的な体系です。

サイバネティクスは、機械系の制御に応用された第一次サイバネティクスの成果として、通信機器のプロトコル、コンピュータのオペレーティング・システム、航空機など機械系の制御、そして、生命へ適用された第二次サイバネティクスを経て家族療法などの心理療法における人間コミュニケーションへの適用、そして第三次サイバネティクスで社会システムへの適用へと拡張応用されており、個人的にも単なるシステム論というばかりではなく仕事上の課題の設定や問題解決に実践可能な非常に興味のある分野というわけです。

余談ですが、サイバネティクスの根幹を押さえておくと、例えば、プロトコルアナライザーを活用して行うIPベースのネットワーク機器のトラブルシューティングと、家族間に問題を起こしているメッセージやメタメッセージの解析と解決を同じロジックで透過的に解けるという空恐ろしい理論でもあるわけです。

それで Youtube を参照すると「Cybernetics」と題された動画がアップロードされおり、この中でサイバネティクスについて簡潔ですが(ハインツ・フォン・フォルスターによって)非常に深い解説がなされています。


これを簡単にまとめておくと

  • 過去2,000年 Science は様々な事象を分ける、あるいは明示的に区別することで確固たる地位を築いてきた。 但し区別を付けるということはラテン語の語源としては統合失調症のように物事をバラバラに捉えるということにもつながる。
  • これと同時に物事を統合的に考えるシステミックという概念が開発されてきた
  • これからの時代は物事を区別するという視点と同時に物事を統合的に考えるという視点が必要である。 

 もっとも、システム論といっても時代的な流れから言って、ベルタランフィの一般システム論、複雑系システム論、オートポイエシス・・・など様々な方向に発展していると考えられるわけですが、もう少し詳しいサイバネティクスの説明がペンシルベニア大のサーバーにのっかているのでこの論文をリンクしておくことにしましょう。

http://repository.upenn.edu/cgi/viewcontent.cgi?article=1217&context=asc_papers&sei-redir=1#search=%22autopoiesis%20gregory%20bateson%22

もちろん、個人的に何をしたいのか?ということなのですが、例えば、問題解決や目標設定のコーチングやファシリテーション、あるいはプロジェクト・マネジメントのチーム運営(組織行動学的に)の裏で回すロジックとしてオートポイエシスを使っているということがあげられるように思います。

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