2011年8月29日月曜日

最適な心身状態


今日は非常に単純な疑問について書いておきましょう。


それを行うための最適な心身状態は存在するのか?

仕事や日常生活の場面で、学習に相応しい最適な心身状態、例えば、集中し、記憶力や問題解決力、創造性を発揮するのに最適な心身状態があるのか?


あるいは、スポーツや楽器の演奏、あるいは演説などでピーク・パフォーマンスを発揮するための最適な心身状態は存在しているのか?


 という質問をすれば、ほとんどの人は自分自身の経験をふり返り、そういう心身状態が存在すると答えることになるでしょう。 


さらに、最適の状態が高じれば、マズローの言う至高体験やミハイ・チクセントミハイの言う「フロー」の状態というところになるのでしょうが、どうやってこの状態に持っていくのか?ということも非常に興味深い話題です。 
最適な心身状態の効能



エリクソン催眠家のアーネスト・ロッシ博士の論文を参照すると心身状態についての面白い指摘がなされています。[1]


 This illustrates how state-dependent memory, learning, and behavior (SDMLB) bridges the Cartesian dichotomy between mind and body. 


要は、心身状態に依存した記憶、学習、振舞い(SDMLB)がどのようにデカルトの心身二元論で分離された心と身体の橋渡しを行うのか?という指摘なのですが、ここから示唆されることは、

·           経験を帰納することで新しい概念を学習する
·           概念を演繹することで新しい行動を起こす

ことについて、それをどの程度上手く行えるかは、心身状態に依存しており、心身状態が非常に重要な役割を果たすことになります。

 実際に、ある状況において、どのようにして自分にとっての最適な心身状態を見つけ、どのようにして最適な心身状態を作り出すのか?については、短期・戦略療法の技法や認知科学的なコーチングの技法を使って、ベイトソンのマインドの理論における高次のスキーマに働きかける格好になるわけですが、これについては別途説明することにしたいと思います。

文献
[1]  http://www.ernestrossi.com/ernestrossi/keypapers/The%20Deep%20Psychobiology%20of%20Psychotherapy.pdf

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