2011年9月2日金曜日

コミュニケーションの7つの要素


日常生活でも仕事の場面でもコミュニケーションは非常に重要な課題です。  

その理由は、多くの課題がこのコミュニケーションのマズさが原因で起こっていることが少なくないと考えられるからです。 逆の言い方をすると、コミュニケーションの問題を解決することができれば多くの問題が解決できることの裏返しでもあります。

さて、コミュニケーションの広義の定義を考えると「複数の人間や動物などが、感情、意思、情報などを、受け取りあうこと、あるいは伝えあうこと。」というように暗黙的にいくつかのレベルがあることが示唆されています。[1]

 人間の持つ心の働きは、知・情・意というような言葉で語られたりしますが、一般的に、情報をやり取りするレベル、気持をやり取りするレベル、意志を確認するレベルという具合に、情報の送り手と受けての相互作用の中で、扱うレベルが深くなるにつれて優れたコミュニケーションの能力が求められるようになります。

 また、一般意味論ではないですが、コミュニケーションの難しさは、情報の送り手と受けての相互作用n中で、事実とそれが語れる言葉・記号による解釈・意味付けの差異から起こっているように思えてきます。 
 

いわれたことの全てにはそれをいった誰かがいる

個人的にコミュニケーションの概念について思い出すことと言えば、オートポイエシス理論の提唱者であるウンベルト・マトゥラーナとフランシスコ・ヴァレラ共著である「知恵の樹」に書かれていた「いわれたことの全てにはそれをいった誰かがいる」です。 [2]

一般意味論でも、言語によるコミュニケーションは主体を曖昧にしてしまう性質が指摘されていたわけですが、一般的なコミュニケーションを考える場合、

·           自分の中での対話にせよ
·           人間間のコミュニケーションにしろ
·           人間と何か他の対象のコミュニケーションにしろ、

情報の送り手と受け手の相互作用を考える必要があるといった、情報通信の世界では誰でも知っている至極当たり前で意識すらしていないことを意識することになります。

コミュニケーションと認識論は偏在している

ベイトソンから始まる短期・戦略・システム療法の世界の考え方ですが、全ての情報はコミュニケーションの受け手の五感から取り入れられるという前提があります。 またこれらの五感が取り入れられたそれぞれの情報(パラメッセージ)について、抽象化といった情報のフィルタリングを得て受け手の表象が構築されるという流れになっています。

つまり、ある程度のプロトコルは存在しているのでしょうが、情報の送り手がどのようなメッセージを送ろうとも、情報の受け手が、何を知覚して何を認識し何をどう解釈したのか?は情報の受け手に任されているというわけです。[3]

コミュニケーションの7つの要素

ここでそもそも論に立ち返って、コミュニケーションが成立するための必要な要素について考えてみましょう。[4]

 もっとも、ここでのコミュニケーションはビジネス上のマネジメントを志向になっているために多少目的志向になっていることは割り引いて考える必要があると思います。

 それでコミュニケーションの要素は、以下の7つです。

1.発信者(ソース)
2.目標(ゴール)
3.受信者(オーディエンス)
4.コンテクスト(状況・背景)
5.メッセージ
6.媒体(メディア)
7.フィード・バック
  
 結局、上手なコミュニケーションというのは上記の要素やそれぞれの要素の関係性のもとに成り立つわけですが、もし、コミュニケーションが上手くいっていないということを感じたら、普段意識にあがっていない知覚・認識のフレームに着目しながら、それぞれの要素や関係性について考えてみる必要があります。 

  もっとも、個人的には、短期・戦略・システム療法を意識して5.の部分について 
  • メッセージとメタ・メッセージとの違いと関係
  • デジタル・メッセージとアナログ・メッセージの違いなど 

そして、コミュニケーションに大きな影響を与える7.の部分の
  • フィード・バックについてネガティブ、もしくはポジティブフィードバックの違い
  • フィード・バックに含まれる情報の種類(知・情・意)の違い 

を認識することはコミュニケーションの結果に大きな違いを与えるために非常に重要だと考えています。

文献



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