2011年10月15日土曜日

話の聴き方(その3)

今回も前回に続いて「話の聴き方(その3)」と題して書いておきましょう。

この回もあまりまとまっていないので後で追記したり、構成を変えたりするかもしれないので予めお断りしておきます。

 さて、話の聴き方(その1)で書いた全体のプロセスを再確認すると 1) 観察 2)傾聴 3)受容 4)共感 5) 承認というようなプロセスを考えると2)の傾聴、実際にはここでは精聴について説明してきたわけです。

それで、前のステップまで、基本的にはメタ・モデルのフィルターを立てて相手の話を聴くことで、相手のこころの高次のレベルにある信念、価値観、あるいは思い込みなどについて聴くことが出来たとしましょう。 

次のプロセスとして

それで、3)の受容や、4)の共感と言うプロセスに移っていくことにします。

 ここで、相手が何かの課題を抱えているということになると、そこに、信念や価値観、あるいは人格や自己認識レベルでのジレンマ、あるいはその特別な形式としてのダブル・バインドのパターンが見えてくることになると思います。


l       その場面をイメージして再体験してもらう

 ここでは、相手にジレンマやダブル・バインドが起きるパターンを明示すべく、コーチは、事実→情動、あるいは事実→推論/解釈というようなところを相手にイメージしてもらってステップ、バイ、ステップで確認して行くと良いでしょう。 

l       地図と領土の区別をつけてもらう

この時、相手の心の中で起こる 事実→情動、事実→推論/解釈ということには必然性はなく、自分で選んでいる、つまり「地図はそれが示す土地そのものではない」ということを一般意味論もしくは、短期・戦略療法の原則に従ってメタファーなどを使って示唆しておくと効果的です。

このような地道なステップを繰り返していくことで、相手にもジレンマやダブル・バインドのパターンが見えてくると思います。

このステップを行う場合も、まずは、安易な解決策を示唆したり、安易なリフレーミングを行ったりする前に、まず、現状の問題を起こしているプロセスの把握に務めるようにしましょう。

l       問題、課題のパターンを認識してもらう

それで、この現実のパターンが明示されたところで、このパターンを受け入れてもらうために、「成長しようとしている人には誰でも悩みはあるものですよ。」とか「葛藤があることが生きているという証拠ですよ。」 などと、その葛藤を受け入れるように促すような、少し抽象度を上げた会話を入れたり、あるいは共感しているというようなメッセージを送ったりすると良いでしょう。 可能であれば、このパターンをホワイトボードなどに書きだして、相手にメタ認知するような視点で眺めてもらうと良いでしょう。

それで、後付になりましたが、相手に現実を認識してもらうために、このステップを繰り返すそして、それをまずは受け入れてもらうところが、3) の受容や 4)の共感というところになると思います。

もちろん、このパターンが唯一無二に正しいということはあり得ないので、多少プロセスを戻ったりすることもあるでしょうが、ここでは問題の起こるパターンを相手に身体感覚を伴った形式で再確認してもらうようにすると良いでしょう。

文献

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