2011年10月21日金曜日

対話によって引き出されるもの

 

智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は 住みにくい。 

夏目漱石 「草枕」


 今日は、対話によって何が引き出されるかについて少し書いておきます。

 あまりまとまっていないので後で追記したり、構成を変えたりするかもしれないので予めお断りしておきます。

対話によって引き出されるものは?

個人的には、対話というとベイトソンが見た、エリクソンとクライアントの関係といったことを考えてしまいます。


ここでの対話はダンスのように相互の認識の関係性とその状態の変化いう視点から見られていたように思います。

つまりエリクソンがステップを踏めば、クライアントはそれに合わせる、またクライアントが別のステップを踏めば、エリクソンがそれに合わせる、

 このようなことを繰り返していくことでエリクソンとクライアントを含むシステムが新しい状態に遷移するという具合です。

 そこで、対話で得られるものということを書いておきましょう。

 対話自体は、言語やそれに含まれるメタ・メッセージをやり取りすることなのでしょうが、これによってお互いそれぞれ何を引き出すことができるのでしょうか?

 夏目漱石の「草枕」の例を引くまでなくおそらく

知(智) ―  知識、考え、アイディア、理屈 など

情 ― 気持、情感、情動、こころの動き など

意 ― 信念、価値観、意志、意地、決断 など

実際には厳密に要素還元的に分けることはできないのでしょうが、おおよそ身体感覚を伴った上のような要素が引き出されることになります。

この知・情・意のレベルについては以下のリンクで書いた「Theory Uの3つの敵」の項目と対応している格好になっているわけですが、


仕事や日常生活の課題について、ボトルネックや関門があるとすると、知・情・意、それぞれのレベルにそれが用意されていて、最終的には意志のレベルまで降りて行って、何らかの決断を行う必要があると考えられます。

それで、コーチングやファシリテーションの場面では、単なる情報に限らず、気持や心身状態までをゴールを達成したり課題を解決するために対話を通して資源、資質として、例えば、やる気とか決断といったことを引き出して使っていく必要があるわけですが、このあたりはまたおいおい書いていくことにしたいと思います。


文献

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