2011年12月3日土曜日

ソリューション・フォーカスの質問例



自分が経験していることは流動的であり、それを記述した言葉は写真を取るようにその経験の一部を記憶として固定化していることになる。

独り言


今日は、「ソリューション・フォーカスの質問例」と題して少し書いておきましょう。

ソリューション・フォーカスの質問例

ソリューション・フォーカスと言えば、元々パロアルトのMRI(Mental Research Institute)から発生した心理療法がミルウォーキーに伝わりそこで発展したミルウォーキー派の心理療法ということを以下のリンクで書いています。


それで、この手法が現在では心理療法だけではなく、健康な人がより高い目標を設定し、それを達成するための支援としてのコーチングということでも使われているということがあります。

それで、今日は以下のリンクにある、ソリューション・フォーカスで活用される質問の例を読んでいて非常に興味深かったので、これについて少し書いておきましょう。


このリンクの文章が想定している場面は、コーチとクライアントが向き合って何かコーチングのセッションを行なっているという場面を想定しているということになります。

それで、ここでは、既にコーチとクライアントの間にラポールが築かれているとか、コーチがクライアントからクライアントをエンパワーするような心身状態が引き出されて、コーチとクライアントの間に共感が存在するといったそういった状態になっていることが前提に話が進行しています。

次に、ここでコーチの質問がきっかけとなってクライアント自身が、自分をエンパワーする心身状態を引き出したり、問題解決のアイディアを引き出したりすることになるわけですが、ここで紹介されているのが幾つかの質問です。

l       問題から解決に焦点を向けてもらう質問
「何がどうなっていれば良いのか?」、「どういう結果が得られていれば良いのか?」、基本は「What?」の質問でコンテンツとしての対象に焦点を当てる場合と、「How?」の質問で五感の知覚やプロセス、関係性としての対象に焦点を当てる場合がある。以下のリンクで書いたことに関係あります。


http://ori-japan.blogspot.com/2011/08/blog-post_28.html



l       定性情報を定量情報に変換してもらうスケーリング・クエスチョン(例、ゴールに近づく物理的な距離、あるいは自分の心身状態などを0-10段階で表してもらう)、「その問題を解決するための最高の心身状態を10とすると今0-10のいくつ?」一般意味論的で説明すると、抽象度の低い経験に対して抽象度の高い言語のインデックスをつけて思考の抽象度を上げている格好になっている。

l       コーピング・クエスチョン、困難をこれまでどのように対処してきたのか?の対処方法を探る質問。経験の中から問題解決のヒントとなる資源・資質、心身状態を探ることに役に立つ。「その問題にいままでどのように対処してきたの?」

l       例外を探すための質問、現在の現象を参照して、結果を予想することになるが、その例外を探すような質問。一般意味論で説明すると、思考の焦点が当たっていない「Etc.」を探ることになる。「~したから、といって~必ずそうなるの?そうならなかったことは?」


それで、これらの質問に対して、一般意味論の「構造微分」を当てて考えるとよく分かるのですが、


認識主体が知覚を使って経験しているところに戻す質問(抽象度を下げる質問)とそれを記述して抽象度を上げる(最終的には、新しい信念・価値観、思考フレーム、メンタル・モデルを手に入れることを目的とする)質問の両方が巧みに使われていることが理解できると思います。

文献
N/A 

記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com

0 件のコメント:

コメントを投稿