2011年12月13日火曜日

気持ちが変化の邪魔をする



本当に変化を起こしたかったら、変化についての変化を変化させる。

独り言


今日は、「気持ちが変化の邪魔をする」と題して少し書いておきましょう。

変化の妨げとなる情動

制約理論(Theory of Constraints)の創始者である故エリアフ・ゴールドラット博士の著作「What is this things called Theory of Constraints how we should it be implemented [1]を参照すると非常に興味深いことが書かれています。

ここでは基本的に会社の組織改革のような場面を想定していると思われますが、「変化に対する抵抗」と考えると、個人が思考や行動を変える時にも同じことが起こるように思われます。


Any improvement is a change.

Leading to :

  Any change is a perceived threat to security.

Leading to:

  Any threat to security gives rise to emotional resistance.

Leading to :

  Emotional resistance can only be overcome by stronger emotion.



l       全ての改良は変化を伴う。

(トヨタ生産方式の父である大野耐一博士によるとその講演録「大野耐一の改善魂」[2] Kaizen Improvementは根本的に異なるものであると述べられているためここではImprovement を改良としています。)

そして:
l       すべての変化は安全に対する脅威と捉えられる。

そして:
l       安全に対する全ての脅威はそれに抵抗する情動を引き起こす。

そして:
l       抵抗する情動は、より強力な情動によってだけ克服することが出来る。

それで、組織や個人の思考・行動に変化を起こそうと考えた場合、単なる理屈で説得するということではこの「情動」を克服できないということを示唆しているようにも思ってきます。

 ここで少し情動について考えてみましょう。 「情動はなぜ起こるのか?」を考えると、認知科学的には以下のような仮説が存在します。[3]


This is ,our emotions register the difference(the evaluative difference) between two things:

1. Our model of the world ( our wants, expectations, shoulds, understandings, history, hopes imaginations) , and;

2. Our experience of the world (our present-moment sense of what we are getting).

The emotions we feel in our body as kinesthetic sensations are very rich phenomenon that we automatically create.


 
つまり、1) 現在もっているメンタル・モデルと 2)実際に経験したこと(経験するだろうこと)の差異により起こるという仮説です。

もちろん、将来がバラ色のシナリオに満たされていたとしても、何らか事実に基づく実感がないと現状からは変化したくないという情動も起こるのでしょうから、

将来に向けて何らかの変化を起こす場合、

1)     現在変化を止めている情動より強い情動を探してそれにコミットメントしてもらう。
2)     将来経験するであろう現実、また、そこに至るまでのプロセスを出来るだけ実感を伴ってイメージしてもらい、メンタル・モデルの差異を縮めてもらう。

というような二段構えの方策が必要であるように思ってきます。

文献

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