2011年12月21日水曜日

学習のレベル



成功したベンチャー起業の社長の成功本や1人の成功体験を書いた自己啓発書のような著作は、 たまたまその時代、そのコンテクストで成功したことが埋もれて書かれていることが多く、浪花節としては良いけれど、経験がメタ記述していないために、他の人には何ら役に立たないことが多いのですよねぇ。

独り言


今日は、「学習のレベル」と題して少し書いておきましょう。

学習にはレベルがある
 
 Youtube
に以下のような学習のレベルについて述べられている映像が見つかります。


この中では以下の3種類の「学習」について簡単に述べられています。

もっとも、ここで前提としているのは学習の主体が何らかの課題に取り組む場合、この課題から情報のフィードバックがあるということです。

まず、最初はシングル・ループ学習、ここでは学習の主体が課題に取り組む時、予め決められたルールしたがって行う場合のことを言います。たとえば、仕事の場面では、マニュアルに即して杓子定規に業務を行なっているような形態で、もしこのマニュアルから即した事態が発生すると上位のマネージャに判断を任せるような例外処理(Management by Exception)を行う形式でマネジメントが行われます。

次が、ダブル・ループ学習、ここでは学習の主体が課題を解決すると同時に、問題が再発しないように予め決められた手続きやルールを更新するようなことを含みます。たとえば、仕事の場面で、マニュアルが実体に会っていないと判断した場合は、何らかの合意のもとにマニュアル事態を書き換えていくような形式でマネジメントが行われます。

そして次が、トリプル・ループ学習、ここでは学習の主体が課題に取り組む場合、信念、価値観を反映させて、どのようなコンテクストと何をどのように行うのか、を常時考え、場合によっては認識主体の自己という概念をメタモルフォーゼして[1]行うような学習を言います。 たとえば、仕事の場面では、そもそもそれを行う必要があるのか、あるいは行うとしたら信念や価値観にあわせてどのように行うのかというような高次の判断を伴うような形式で仕事が行われます。

それで、どこに焦点が当たるのか?という質問をすると、

l       シングル・ループ学習は、行動
l       ダブル・ループ学習は、フレームワークと行動
l       トリプル・ループ学習は、コンテクストとフレームワークと行動

ということになります。

それで、それぞれの学習はどの抽象度の学習を扱っているのか?ということになると、

l       シングル・ループ学習は、「学習」を
l       ダブル・ループ学習は、「学習についての学習」を
l       トリプル・ループ学習は、「学習についての学習についての学習」を

といった形式で、ループの数が増えるほど、普段は意識に上がっていない、よりメタのレベルにつながり、その気づきからフィードバックを受けながら学習を行なっていることが分かります。(逆の言い方をすると、単純に現実世界で起こっている現象だけに反応するのではなく、後になってその打ち手が効いてくるような学習。)

もっとも、現場の一人ひとりがトリプル・ループ学習が出来るようになることを目指した組織をつくるのか?という判断は中々難しいのですが、

個人的には、経営者やプロジェクト・マネージャ、やコンサルタントはいつもこの3つのレベルを上がったり下がったり全方位的に考えることが出来る必要があるのではないかと思っているわけです。


もちろん、こういった時代、個人の学習ということについて、本当の自分の声を聞いて、場合によってはその声の主体である自己自体をメタモルフォーゼし新たな自己を形成しながら学ぶということは非常に重要なことなのかもしれませんが、。


文献

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