2011年12月6日火曜日

短期・戦略・システム療法に関するESTとEBM



Everybody has won and all must have prizes.
「みんなが勝ちさ。全員、一等賞でいいんだよ」。

「不思議な国のアリス」の中でドードー鳥が言った言葉


今日は、「短期・戦略・システム療法に関するESTEBM」と題して少し書いておきましょう。

効果検証についての2つの視点+ドードー効果

  個人的には別に心理療法を行うわけではないのですが、例えば、コーチングにしろ、組織のチェンジマネジメントにしろ、こういった短期・戦略・システム療法的な手法を適用するとして、本当に効果があるのかどうかは事前に確認しておきたいので、効果検証についてのアプローチというのは非常に気になる点だというわけです。

  それで、以下の論文は、敢えて分類するとミラノ派の短期療法の人たちだと思うのですが、短期・システム療法に関する効果検証について


·Empirically Supported Treatments (ESTs) 簡単に言うと経験的な証拠に基づく療法、

· また別の切り口として Evidence Based Medicine (EBM) 明確な証拠に基づく療法[1]の2つの視点から検証されている個人的には非常に興味深く思っている論文です。

それで、上の論文とほぼ同じメンバーで1年後に書かれているのが以下の論文ですが、これを読んでみるとここでもドードー効果について言及されています。


 ドードー効果[2]とは、心理療法の学派による手法の違いと、クライアントと良好な関係が築けたかどうかを比較すると、後者による違いのほうが効果に及ぼす影響が大きいという仮説です。

 これはセラピストとクライアントの間にラポールが築けていないと、どんな手法を使っても効果がないという具合にも考えられるわけですが、この影響を考慮しつつも実際の技法にどれだけの効果があるのか?を検証するのは非常に難しいことなのだなぁと思ったところでもあるわけです。

   
文献

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