2012年1月12日木曜日

システムを永久進化させる9つの法則



AKB48とか個別のメンバーなんて2、3人しか分からないのに、どうしてあんなに急速に台頭してきたのだろうか?

 仮に米軍とAKB48が戦うとしたらどのような戦い方があるのだろうか? 

独り言


今日は、「システムを永久進化させる9つの法則」と題して少し書いておきましょう。

情報の非対称性が崩れてきている時代
 
今日は、ケヴィン・ケリー著「複雑系を超えて システムを永久進化させる9つの法則」について少し書いておきましょう。[1]

ネットが普及するについて、マスメディアから一方的に情報が垂れ流されるといった情報の非対称性が崩れ、いつでも、誰でも、どこらでも情報を気軽に、ブログ、SNSTwitter などで発信できるといった時代が訪れています。

もっとも、気軽に発信できるが故に、Twitter でつい、軽犯罪を告白して大騒ぎになるとか、もっと凄い例をあげると、アサンジのような少人数のグループが米国を相手に情報戦を仕掛けていくというようないままでの常識から言うと個人や少人数のグループが以前は考えられなかった大きな影響力を持ってきている時代とも言えるのでしょう。

ベイトソンの妻でもあった人類学者のマーガレット・ミードの言葉に「少人数グループが世界を変えることができるということを. 疑ってはならない。世界はこれまで、そのようにしてのみ変. わってきたのだ」があるわけですが、この言葉が現実味を持って語られる時代がやってきたということでもあると思います。

このような背景を受けて、個々人の日常生活を考えると、身の回りの物理的空間にだけ注意を払っていれば良かったという時代から、仮想的な空間に広がる情報が幾何級数的に増加し、さらに、物理的空間と仮想的な空間の情報が相互作用しながら、わたしたちの認識や行動に大きな影響を与え始めている時代、また、逆に個々人の認識が人々の世界観や共通認識に大きな影響を与える可能性を持った時代、について考えないわけにはいかないでしょう。

質が量を凌ぐ
 
それで、個人的には家族療法のように人や人と人との関係、から世の中の仕組み、企業組織に至るまで、ついつい「システム」と考えてしまうということになります。

つまり、冒頭の「システムを永久進化させる9つの法則」について考えると、形を変えながらいつまでも成長存続できる会社の仕組みを作るとか、ガウディの建築みたいにいつ完成するのかわからないけれど、日々進化する情報システムを開発するとか、どんな難しい仕事でもやり遂げる最強のチームをつくるとか、そういったところに目を向けることになります。

 もっとも、こういったことを旧来の枠組みで考えても面白くないわけで、スティーブ・ジョブスが『ニューズウィーク』誌1985930日号でアップル社を離れたジョブズ氏が米ネクスト社を設立したことを受け、アップル社が起こした訴訟に「従業員4300人以上を抱える20億ドルの企業が、ブルージーンズをはいた6人と競争できないとは信じがたい」関するコメントを残したように、あるいは、1990年代初頭にジョージ・ソロスの率いるファンドがイギリス一国を相手にポンドを売り崩して勝利したように、まった新しい枠組み、ルールでの相互作用を考えないわけにはいかなくなってくるでしょう。

その意味、物理的な量ではなくて知財なりマネーなりといった情報の強弱が物理的な量に勝るような状況を創りだすことが出来れば、相手が大企業であろうが、国家だろうが非常に少ない人数でしかも対等に渡り合える時代になってきているということでもあるのでしょう。
 
 そのようなわけで、個人や少人数が大企業と対等に渡り合うとか、あるいは戦いを避けて独自の市場を創りだすためにはどうしたら良いかという視点で、本書を読んでみると、俄然面白くなるということになります。

 本書のタイトルに「複雑系を超えて」とあるように、この本が狙っているのは、複雑系で言われているように、最初に開発しておくと、後はコーピして情報を増やすことが出来るというような「収穫逓増」が見込めるような分野になるのですが、ある意味こういった情報を生み出すシステムをどう進化させるのか?という視点で抽出された9つの法則というのは含蓄があります。

l       存在を分散せよ。
l       ボトムアップでコントロールせよ。
l       収穫が逓増するように耕せ。
l       塊にして成長させよ。
l       周縁を極大化せよ。
l       自らの誤りを尊重せよ。
l       最適条件を追求するな---多数のゴールを設定せよ。
l       持続可能な非平衡状態を追求せよ。
l       変化は自ら変化する。   

となります、個人的にはやはりある状態から別の状態に突然性質が変化する、いわゆる「創発」を起こすための方法論のように思えてくるのですが、例えば、AKB48のマーケティングをどう考えるのか? FACEBOOKTwitter 複雑系の視点でどう浸透してきたのか? 地方自治体が国とどう戦ったら良いのか? 少人数のコンサルタントが大手のシンクタンクを凌ぐには? 女子高生が米軍と戦って勝つには? 

などをこのフレームワークで観ると非常に面白いものが見えてくると思います。 
文献

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