2012年1月3日火曜日

エリクソン催眠と合氣道



主客分離で物事を見ることを一旦停止して、相手や状況と一体になったと感じてみる。

独り言


今日は、「エリクソン催眠と合氣道」と題して少し書いておきましょう。

変化のために何でも利用する
 
心理療法家のミルトン・エリクソンが重視していた考え方にユーティライゼーション(Utilization) と呼ばれるアプローチが存在します。[1]

これは、日本語の翻訳本だと「利用」と翻訳されていたりしますが、要は、クライアントの抵抗でも、一見都合悪いと考えられる環境要因でも、クライアントの変化のために利用できるものは何でも利用しようというアプローチです。[2]

それで以下のリンクに「エリクソニアンと合氣道」というエッセーが存在するわけですが、


ユーティライゼーション・アプローチを取るための心の持ち方、身体の使い方が示されており、まず、相手と自分と状況の相互作用において、自身の身体の中心を感じて気持ちを柔軟に保つセンタリング(Centering)を行うための10箇条が示されています。

1.     身体をリラックスさせてバランスを保つ
2.     肩の力を抜き筋肉が余分に緊張するのを防ぐ
3.     体がギクリと反応するような驚きを捨てる
4.    中心視野と周辺視野の両方を使う「ソフトアイ」のモードで観る
5.     丹田を意識してゆっくり呼吸する
6.     身体に入るエネルギー、出るエネルギーに注意を向けてみる
7.     判断を一旦保留して、相手と自分を同時に知覚する
8.     相手の表情など微妙な変化に注目してみる
9.     自分の頭の中で起こる会話(内部対話)を止める
10.  直観で分かるようになる、直観で反応できるようになる

このエッセーを読むと、「変化するため」というよりも、相手や状況によって「変化に無意識に対応する」ためとも読めてくるわけですが、このレベルになると、合氣道と心理療法の違いって何か違いがあるのでしょうか?という疑問が湧いてくることになります。

個人的にも、Jazzのインプロビゼーションと同様な、このユーティライゼーションのアプローチは非常に好みでもあるのですが、どのような場面でも、どのような相手に対しても使いこなすにはまだまだ修行が必要なようですねぇ。
(関連リンク)
http://ori-japan.blogspot.jp/2011/10/blog-post_04.html
http://ori-japan.blogspot.jp/2011/11/blog-post_10.html


文献

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