2012年1月11日水曜日

動物への催眠誘導



催眠誘導しているほうは楽しくても、かけられている動物からすると迷惑この上ないかも。

独り言


今日は、「動物への催眠誘導」と題して少し書いておきましょう。

トランス状態の復習
 
臨床催眠などで用いられる意識の一つの状態である「トランス」の定義について以下で書いた通りです。


さらに、エリクソン財団関係者であるスティーブン・ギリガン博士のブログにさらに詳細な「トランス」の性質というところについて書かれています。


このトランス状態を、ベイトソンのマインドの理論使って説明すると、おそらく、マインドの論理階型の上位にある、自分のリソース(資源・資質)を探るために有効な一つの心身状態だと考えることができるでしょう。

例えば、認識主体となるある人が、ある状況に対する否定的な反応を変えたいと思った時、その状況をイメージしただけでも否定的な反応が出る場合、いったんその反応を緩めるために、トランス状態が使われると考えています。 

この状態で、ある状況をイメージすると否定的な反応が出難いため、否定的な反応の出ない体験を何度も繰り返して帰納法的に新しいエピソード記憶をつくる時に有益な役割を果たすと思われます。

動物への催眠誘導
 
それで、上とはあまり関係無いのですが、YoutubeにアップされていたBBCの番組の一部「Animal hypnosis and trances 」を貼りつけておきましょう。 

  
 この映像を貼りつけた背景として、催眠家のミルトン・H・エリクソンのトランス誘導のテクニックとして言語を使わず知覚だけを活用する「ハンドシェイク・インダクション」などが存在します。

 これは、言語を使わずに人の知覚に対する注意を動かしてトランス状態にする方法なのですが、BBCの番組にある映像を見ると、このトランス誘導は対人間や哺乳類だけではなく、明らかにデジタルな言語でコミュニケーションを行なっていない鳥類、爬虫類などにも行えることが示されています。 

 また、Google で検索すると日本でも動物実験などにおいて「動物催眠」が用いられていることが報告されています。[1]

もっとも、これから分かるのは、少なくともトランスは人間特有の現象ではないということなのですが、動物の場合は、言語による働きかけが出来ないため、トランス状態で言語による Hypnotic Suggestion はまったく効果がないということになってしまうのでしょう。

逆に言うと人は言語によって認識の枠組みをかたちづくっているわけであり、これが動物とは大きな違いということになりそうです。もっというとトランス状態でこの枠組に働きかけることが出来るかどうかで効果に大きな違いがあるということなのでしょう。
 
文献

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