2012年1月16日月曜日

シャドウ・コーチング



コーチングのフィード・バックは、基本的にクライアントにコーチの主観ではなくて、事実を伝えるって知らない人が多いよなぁ。もちろん、ミルトン・エリクソンのように間接的なアプローチで認知バイアスに働きかけるための主観を伝えるというのはあるにせよ。

独り言


今日は、「シャドウ・コーチング」と題して少し書いておきましょう。

影のように寄り添い、フィード・バックを返す

世の中には、面白い商売があると思うのですが、「シャドウ・コーチング」というのもその一つです。

もっともネットを検索すると®やトレードマークが記されているサイトも見つかるので、「シャドウ・コーチング」という用語をそのまま使ってビジネスを始めると何か問題が発生するケースも考えられますが、別に概念をそのまま使うのは問題ないのだろうな、と考えているところです。 

 それで、シャドウ・コーチングとは何か?ということについて書いておきましょう。

シャドウ・コーチングは、企業のCEOCOO、プロジェクト・マネージャなどを対象に、一定期間、仕事を通して彼らの影のように寄り添って、アドバイスというよりは、コーチングの定石にしたがって、まるで姿見を提供するようにフィード・バックを与えるというようなコーチングです。[1]  

 もちろん、コーチングの原則に従えば単なるコンテンツとしての知識を与える、つまり、ある状況で「こんなことをしたらいかがですか?」とか「ここは何をしなければいけませんね」といったアドバイスやティーチングを行うというわけではありません。

 それで、基本はCEOCOO、プロジェクト・マネージャが情報を収集するとき、情報処理をするとき、決断をするとき、思考の枠組みやそのプロセスについてのメタ・認知を促す質問などを行い、認知バイアスや思考のクセ、盲点に気づいてもらうような支援を行うのがシャドウ・コーチの役目となります。

 個人的には何らかのプロジェクトにおいて、プロジェクト・マネージャやプロジェクト・リーダーに対して、できるだけ主観的なバイアスを排除して定性的、定量的な情報を冷静にフィード・バックするということもあるわけですが、これをもう少し系統立てて、場合によりチームで行うコーチング手法と言っても良いでしょう。

 もっとも、これを行うにそれなりの知識と経験を持った上で、あえて、アドバイスやティーチングは行わず、ひたすら、事実のフィード・バックを行う、あるいは、プロセスをメタ認知してもらう質問をなげかける、ということになりますが、手法的にはかなり面白い方法論ではないかと思っています。  

 それで、どこかの企業さんを対象に、MBAPMPの人を集めてもう少し系統だってこんなことがやれると面白いなぁと考えているわけですが、個人的にはこのやり方は結構機能するのではないかと思っているわけです。

文献

記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com

0 件のコメント:

コメントを投稿