2012年1月18日水曜日

共感覚を鍛える



あなたが認識できる青の種類は何種類ありますか? その違いは視覚以外の感覚で見分けていたりしませんか?

独り言


今日は、「共感覚を鍛える」と題して少し書いておきましょう。

共感覚と創造性

世の中には共感覚を持った人がいます。

Wikipediaを読むと、共感覚について以下のように書かれています。


共感覚(きょうかんかく、シナスタジア、synesthesia, synæsthesia)とは、ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。 例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりする。[1]


それで、様々な分野で天才的な創造性を発揮している人の中には、先天的にこの共感覚を持った人が多く居るのではないか? もしくはこの共感覚こそが創造性の源泉ではないのか?と考える人も存在します。

共感覚を持っていたのではないか?とされる有名な人物として、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト、マイルス・デイヴィスなどが上げられます。

l       レオナルド・ダ・ヴィンチ

ネットを検索すると、「How To Think Like Leonardo Da Vinci」(レオナルド・ダ・ヴィンチのように考える方法」[2]というようなドキュメントが見つかったりします。

このドキュメントの中では日常生活や職場で創造性を発揮するために、ダ・ヴィンチの思考プロセスを使ってみることが提案されていますが、この中に共感覚を意識してみるトレーニングというのが含まれていますのでやってみると面白いと思います。

l       ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト

英語版のWikipediasynesthesia[3]を参照すると、モーツアルトは、音楽を聞いて、これが色やカタチを持った物体として見える共感覚を持っていたのではないか?ということが推測されています。

これからすると、モーツアルトは思いついた旋律を口ずさんだり、チェンバロなどの楽器で演奏しながら浮かんでくる色やカタチを見て、その音楽が美しいのかどうか?と判断する独自の共感覚を持っていたと推測されます。

l       マイルス・デイヴィス

不世出の Jazzトランペッターにして作曲家であるマイルス・デイヴィス、英テレグラフ誌の中に「Why Miles Davis saw the blues. (なぜ、マイルスにはブルースが見えたのか?)[4]と題して、マイルスがモーツアルトの共感覚に似た視覚と聴覚の共感覚を持っていたことが考察されています。

これからすると、マイルスの代表的なアルバム「Kind of Blue」について考えると、色の違いとサウンドの違うということが共感覚としてマイルスの感覚としてリンクされていたことが推測されます。



共感覚は鍛えられるのか?

一般的に、共感覚は、天才が生まれつきもっている先天的なものとして語られることが多いわけですが、ネットを調べると、いくつのかの感覚をリンクさせるトレーニングを行うことで共感覚を鍛えて、創造性や問題解決能力が高まると提案されているものがあります。

このあたりは分野として認知科学になると思われますが、Google Scholar を調査してもあまり系統だった研究が見つからないため、あくまでも仮説、と考えたほうが良さそうです。

もっとも、このあたりのトレーニングはそれほど複雑ではなく、

て何かに触った感覚を、あえて音に変換してみるとどんな音になるか?とか、音を色やカタチをもった絵に変換してみるといったごくたわいの無いものですが様々なバリエーションが存在しています。 
 
 また、以下のリンクで書いたコミュニケーションの公理からすると、


定性的なアナログ感覚が別のアナログ感覚に結び付けられるだけではなく、これがデジタル感覚の数字とか文字にリンクされるというパターンも存在しているわけです。

アナログの質感がより論理レベルの高いデジタルな記号に共感覚でもって変換されているところを考えると、アナログの質感を長期的にクリッピングしておける言葉の起源みたいなところに行き着くようにも思ってきますが、アナログの質感である自分の経験を、デジタルな記号に変換するという共感覚は、良い文章がかける小説家にとっては必須の共感覚のようにも思えてきます。

もちろん、以下で書いたように自分の共感覚を伴う経験自体をデジタルの言葉で書き留めておく俳句にするというのはあるのでしょうが、もう20歳か30歳か年を重ねたら自分も含めた爺さん、婆さんを集めて認知科学に基づく俳句教室でも始めてみるのかもしれませんねぇ(笑)。  

(参考)松尾芭蕉の共感覚

文献

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