2012年1月21日土曜日

Googleの秘密、ジョナサン・ローゼンバーグ 成功のルール



会社というと収益を上げ続けるという資本主義社会では避けることのできない目的があるのは分かるのですが、いつも何かに挑戦していて、それでいて働いていて楽しい会社というのでないと長続きしないように思えるのですよねぇ。

独り言


今日は、「Googleの秘密 ジョナサン・ローゼンバーグ 成功のルール」と題して少し書いておきましょう。

Google の成功の秘密!?

今日は、昨日に引き続き Google について少し書いておきましょう。

Youtubeを視聴すると、少し古いのですが、Google の製品管理上級副社長を務める、ジョナサン・ローゼンバーグ氏[1]の講演「成功のルール」と題した講演が見つかります。

 個人的にはこのクラスの人で給料をいくら、ストックオプションをいくらもらっているのだろう?などいうことを考えてあれこれ調べてみるわけですが、


 こういった「勘ぐり」系の話は少しおいておいて、この映像が面白いのは、会社、特にITサービス系の企業が成功するためのTips が 1)コミュニケーションのルール 2)カルチャーのルール 3)採用のルール 4)意思決定のルール 5)イノベーションを育てるルール 5)謙虚さのルール

と5つの視点から非常に簡潔に語られており、個人的にも共感することが多い講演だったというところです。

もっとも、個人的に特に Google を礼賛するつもりもないのですが、取り入れられるところは取り入れていこうというのが個人的なスタンスです。

それで、要点を個人的にメモして日本語化したものですがこれを以下に書いておきます。もっとも、私は英語のネイティブ・スピーカではないので多少誤っているところがあるかもしれませんし、行間がきちんと聴けているかどうかはあまり自信がないのですが、そこはご容赦を。

コミュニケーションのルール

l       コミュニケーションしすぎるくらいコミュニケーションしなさい。コミュニケーションはどれだけ行なっても十分過ぎるということはありません。
l       同僚と何でも共有しなさい。人を信用し、情報を与えなさい。信頼は忠誠心を育むものです。
l       これを繰り返しなさい。繰り返すことは祈りを妨げるものではないのと同様です。
l       気の利いた、回りくどくない言葉を賢く選択して使いなさい。人がスキップする些細なことはとりあえずおいておきなさい。「もっと時間があったらもっと完結に書いていただろう、マーク・トゥエイン 」というように。
l       偉大なリーダーは偉大な先生です、そして偉大な先生は、偉大なストーリーテラーです。物語は重要です。
l       対話で
Ø       リーダーは、喋るよりも聴くことから学びます。聴くことは、あなたを謙虚に、そして賢くします。何が上手く言っているかを聴いて学ぶ時、それを話す時、どのように上手くいっているのかを繰り返すことになります。
Ø      もしあなたが喋らなければいけないときは、質問をしなさい。人はあなたの質問からより多くのことを学ぶことになります。
Ø       もし、あなたはビジネスの場面でその答えを知っていたとしても、それを話し、そして、実際のデータや事実を確認しなさい。
Ø       即座に応答しなさい、もしそうしなければ何もかもが止まってしまいます。


カルチャーに関するルール

l       給料をたくさんもらっている人の意見が一番良い意見であることを避けなさい。
l       製品を見た時にそこから組織図を見透かされるようなことは避けなさい。(例えば、ipodを見たからといってアップルの組織図が分かるわけではありません。)
l       健全な組織は官僚主義を潰しながら運営されます。
l       勝つための戦略を求め、そして良い戦術を探しなさい。
l       集団になると人はもっと生産的になります。ソーシャル・グループは悪い行動を和らげます。
l       小さな集団に権限委譲しなさい。小さな集団はもっと達成するようになります。「人月の神話」を読みなさい。家族と同じサイズのチームをつくりなさい。
l       自宅から仕事をするのは癌です。会社に出てきてチームで仕事をしましょう。
l       エンジニアとプロダクト・マネージャは複雑性を付加し、マーケティングはマネジメントの層を加え、セールスはコーディネートを行います。
l        騎士は騎士で、ナイフはナイフです。適材適所使い分けは重要です。
l        コストではなく価値に焦点を当てる。
l        競合の真似はしない。あなたはもっと独自に上手くやれるはず。
l        単なる期待を計画にはしない。
l        成功は時に怪物を生み出す。びっくりさせることはやめて、謙虚に。

採用のルール

l       どのようにインタビューすれば上手くいくのか知りなさい。
l       無料の食事やゲームのようなギミックは重要ではありません。人は素晴らしい人と働くために Google にやってきます。
l       マネージャが人の採用を決定するのではなく、委員会が決定する。
l       昇進にはピア・レビューのプロセスが必須。
l       ボトム10%をレイオフするのではなく、そこにあたる人は最初から採用しない。
l       特にハイテクのスペシャリストのような特殊な技術だけを持った人は採用しない。「変わり続ける」ことだけが世の中で唯一変わらないことだから。
l       情熱は教えることができない。 情熱無しに成し遂げられた素晴らしいことはない。情熱が無ければ何事も成し遂げられない。
l       緊急性は採用のための十分条件ではない。
l       腐った卵は早めに見つけ、取り除く
l       多様性は、視野を広めるための最善の策
l       マネジメントのためのトレーニング・プログラムはあてにしてはいけない。
l       人生はフェアではない。(アメリカは)不釣合いにリスクを取って実行した者に報いる傾向がある。本当に成果出していないのであれば、その人に報いるべきではない。人生、本当は成果主義。 成果に対して報いるべき。
l       もっともインパクトのある人のまわりにチームをつくる

意思決定に関するルール

l       意思決定はコンセンサスに関することであり、全会一致に関することでありません。 全会一致に時間を費やしてはなりません。 必要最小限のコンセンサスがあれば十分。
l       異議なしというコンセンサスはない。 皆が同じ考えならばそれは考えていない証拠と考えたほうが良い。
l       疑念がある場合は、顧客の視点から考えてみる。
l       ゴールは賢く選択する。 もし、そのゴールに対立が生じるような場合は、ゴールを変更してみる。
l       三人寄れば文殊の知恵
l       調和があるところにイノベーションは生まれない。不協和音がある場合は、徹底的に新しいアイディア、新しい意味について討論してみる。 イノベーションは不協和音から生じる。

イノベーションを育てるルール

l       リスクはマネジメントできても創造性はマネジメントできない。イノベーションは創造性からやってくる。
l       楽観主義で大きく考えることに基づいた、肯定的に考える文化を育む。
l       誰かの良いアイディアがより良いアイディアになることを妨げない。 ただし、 アイディアにも適者生存の法則は叩く。良いアイディアは生き残る。
l       リーダーの一番の仕事はリスクを避けることではなく失敗から立ち直ることである。良い失敗というのは短い時間に起こる。
l       適度の危機というは捨てるには惜しいもの、危機から多くのことを学ぶことができる。

謙虚さに関するルール

l       学ぶことをやめない。 人生すべてが学校のようなもの。
l       人は年齢とともに謙虚になるもの。傲慢さは年齢に反比例する。
l       賢い人は、洞察と権限委譲(人に任せること)によってひとりでやるより多くのことを成し遂げる。賢い人のまわりには賢い人が集う。
l       判断は経験からやってくる、そして経験は試行錯誤からやってくる。 人は試行錯誤することでもっと学ぶことができる。
l       賢い人は偽善を嗅ぎ分ける。 自分で重要だといっていることに時間を使っているかどうかを確認しておく。
l       文化は上層部からつくられる。文化を波及させる橋を切り落としてはならない
l       自分のために働いているか?自問自答する。
l       自分に対してのレビューを書き、冷静に批評してみる。
l       ミスをした時は、コミュニケーションを取り、ミスをしたことを告白する。

となっています。

個人的には、組織が成長するために必要なこと、経営に必要な深い内容が含まれているように思ってくるのですが、こういった視点からご自身の所属している組織はどうなのか?をチェックしてみていただくのもまた面白いのかもなと思っているところです。


文献
[1] http://www.google.com/intl/ja/corporate/execs.html

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