2012年2月8日水曜日

オルタナティブな思考法


 
欧米から入ってきた翻訳モノ、特に科学系のオルタナティブはデカルトの心身二元論を超えた枠組みという意味を表すことが多いので、実は、UFOとかなぞ生物とか、幽霊とか・・・にはあまり関係ないですよねぇ。(笑)

独り言


今日は、「オルタナティブな思考法」と題して少し書いておきましょう。

WIREDの記事が面白い

半年以上前の記事で少し古いのですが、個人的には以下の記事はお薦めです。


それで、なぜお薦めなのか? を書いておくと、この記事にリストされているのは、WIRED誌の「オルタナティブな思考」部門で上位にリンクされた著作ですが、ベイトソン、ポランニー、ケストラー、ウィルソンなど ほとんどが自分の愛読書と重複しているというわけです。

もっとも、「それはあなたの個人的な趣味の世界でしょう!」と言われてしまうと、その通りなのですが・・・

  それで、ココでポイントになるのはやはり、「オルタナティブ」という言葉のように思えてきます。

 一般的に、西洋の哲学/科学などというのは、いわゆる前の時代の枠組みといったチャブ台をヒックリ返しながらラディカルに更新されるという特徴があり、さらにそこにキリスト教的な教義がブレーキをかけるみたいな構造になっているように思ってきます。

  それで、オルタナティブという基本的にはデカルトの心身二元論のチャブ台をひっくり返しながら、それでも科学的な思考は失っていないという微妙なバランスを保ったエッジの部分で成り立っているように思ってくるわけですが、まさにこのエッジの部分にあたるのがオルタナティブということになるでしょう。

 それで、オルタナティブな思考は、こちら側に落ちるとつまらない既存の思考、あちら側に落ちると単なる「カルト」というように、常に、カオスのエッジでダンスをしていて、まさに高層ビルの間を綱渡りするようで、観察者としての読者もハラハラドキドキが楽しめるスリリングな思考形態と言っても良いでしょう。  

 もっとも、このカオスのエッジでダンスをする感覚というのは、ある意味センスなので誰かに教えてもらうというのは難しいのかもしれませんが・・・・・

非二元論者からすると

それで、東洋に住んでいる我々からすると、自然-自己、自己-他人などの関係において、良い意味で主客の区別をつけず曖昧にして生きているところもあるわけで、西洋人の石頭どももやっとこのあたりのことが分かってきたか・・・とも思うわけです。

  それでも、我々が身体感覚としてなんとなく理解していることを、ベイトソンなどの著作を読むと、生き物がどのように結びついているのか?について、マインドの関係性「Pattern that Connects」の中で捉えてきちんと観察して完全ではないまでも形式知化されているところの面白さが見えてくるというところなのだろうなと思います。 

  例えば、「Pattern that Connects」(結ばれ合うパターン、つまり人と人の関係性、人と生物の結びつき、人と自然の関係性・・・というのはあえて、日本語にすると「縁(えん)」みたいな話になってくるのでしょう・・・

  それで、以下の博論を読むとこのあたりのことが妙にまとまっていて面白いです。


  それはそうとベイトソンと進化論、メンデル、バトラー、ダーウィーンあたりの関係についてまとめておかねば・・・この論文を読んでいてとちょっと思った今日この頃だったわけです。

 それで、「ダ・ヴィンチ・コード」ではないのですが、ニュートンあたりから始まるケンブリッジあたりに生息する無神論者の家系の人達が結構オルタナティブな思考に貢献しているような気がしているわけですが、これからするとやはりキリスト教というのはある意味、思考や行動に制限を加える枠組みということでもあるのでしょう。

それで、ベイトソンの家系もご多分に漏れずケンブリッジあたりに生息する無神論者の家系で、グレゴリー・ベイトソンは無神論者に生まれ、そしてアメリカにわたり、最後は、仏教徒としてサンフランシスコの禅センターで亡くなったということ考えるとある意味、オルタナティブ=キリスト教の枠組みから離脱して考えることができたのでこれだけ自由な思考が出来た、と考えても良いかもしれないなと思っている今日この頃だったわけです。[1]


文献
[1]http://books.google.co.jp/books?id=m4lQrfqt46gC&pg=PA16&dq=atheist%E3%80%80gregory+bateson&hl=ja&sa=X&ei=gKAxT42gH-bXmAXF3tnXBQ&ved=0CEMQ6AEwAw#v=onepage&q=atheist%E3%80%80gregory%20bateson&f=false

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