2012年2月26日日曜日

心身状態とピーク・パフォーマンス


 
感覚的には、考えたり、行動を起こしたりするためにもっとも適した心身状態が存在し、逆にその心身状態になればその一人なりのピーク・パフォーマンスが発揮できるという考え方は分かるのだけれど、これについての学術論文ってあったけなぁ?

独り言


今日は、「心身状態とピーク・パフォーマンス」と題して少し書いておきましょう。

心身状態とピーク・パフォーマンス

さて、今日は自分のメモ代わりに「心身状態(ステイト)」と記憶、学習、振舞いについての関係性について書いておきましょう。   

記憶力を発揮したり、最適な学習状態になったり、創造性を発揮したり、スポーツや楽器の演奏・・・などでピーク・パフォーマンスを発揮しようとする場合、それらの力が上手く発揮できるかどうかは心身状態(ステイト)に依存しているということが言われています。 

  武道ではお馴染みの考え方なのかもしれませんが、最適な記憶、学習、創造性、ピーク・パフォーマンスを発揮するには、それに適した心身状態(ステイト)を見つけ、必要に応じてその状態に入れるように訓練することが重要であるというわけです。

逆に、恐怖心を感じたり、何か違和感のある状態であったり、気持ちが高ぶっていたりすると、本来の能力が上手く発揮できないというのがこの仮説の趣旨になっています。

 もっとも、こんなことを書くと、経験的には言っていることは理解できるのだけれども、「その根拠は何か存在しているの?」という声が聞こえてきそうな気がしないわけではないのですが、このあたりのことを調べるとミハイ・チクセントミハイの「フロー」の概念[1]やスポーツ・コーチングのティモシー・ガルウェイ[2]あたりに行き着くように思ってきます。  

もっとも、このブログでそのような普通のことを書いても面白くないので、ここでは心理療法家ミルトン・H・エリクソンの直弟子であるアーネスト・ロッシ博士の論文にまとめられていますので以下のリンクについて少し書いておきましょう。 


この論文の趣旨は、「こころと体は相互作用する。ひとつのシステム2つの側面。」ということなのだと思いますが、「健全な精神は細胞レベルで良い影響を与える」ということが非常にロジカルにきちんと検証しながら書き進められている点なのでしょう。

それで、この中に以下のような記述があります。


This illustrates how state-dependent memory, learning, and behavior (SDMLB) bridges the Cartesian dichotomy between mind and body.


ここでは、心身状態(ステイト)に依存した、記憶、学習、振舞いが、デカルトの心身二元論を超える「こころと体」の橋渡しをするというところが書かれているところが非常に面白い点なのでしょう。
 
 もっとも、エリクソニアンの視点からすると、古典的条件付けやオペラント条件付けを使って、ある認識に対して最適な心身状態が出されるような、例えばアナログ・マーキング[3]のようなテクニックを使って関連付けのようなことをおこなっていくわけですが・・・。

 何れにしても何かを認識し、そこで何か行動を起こす必要がある場合は最初に「それを行うために最も適切な心身状態はどのような状態なのだろうか?」と考えてみるのはありなのでしょう。

文献

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