2012年3月18日日曜日

ミルトン・エリクソンの言語パターン(その12)比較級のパターンその2



方言に対して、「どうしてそういう言葉なんですか?」聞かれても、「昔からそうなんです」としか答えようがありませんねぇ。(笑)

独り言


今日は、「ミルトン・エリクソンの言語パターン(その12)比較級のパターンその2」と題して少し書いておきましょう。

エリクソンの方言?

今日は、昨日の続きのミルトン・エリクソンの比較級の言語パターンについて書いておきましょう。[1]

今日は同じ比較級でも、クライアントに対して、特定の感覚、振舞い、変化が持続していることが感じられているという含みを持たせて話すために使う比較級です。

言ってみればスキーのジャンプのように出来るだけ飛距離を伸ばそうと努力するように、出来るだけその感覚、振舞い、変化が時間的に持続しているように示唆するような話し方について書いておきます。

l       使用例 その1


"You can continue to feel一一一er tomorrow.

(意訳)あなたは、ずぅーと感じ続けることができます。


最初のパターンは、英語のネイティブ・スピーカーでない私には腑に落ちるレベルでピントこないところがあるのですが、エリクソンは時に面白い言葉使いをするようです。

feel の後に er をつけることで、特定の感覚、振舞い、変化が持続していることが感じられているという含みを持たせることが可能になります。

このあたりのパターンになると、個人的には、ジョージ・ガーシュウィンのミュージカル「ポギーとベス」の中にある「I loves you porgy」のタイトルがなぜ三単現ではないのに動詞に s が付いているのか?と同じくらい不思議なところがあるわけです。

もちろん、この場合は、単なる黒人特有の方言で、ある意味、日本でも方言の末尾に「~ばい」だの「~ずら」だの「~だぎゃ」だの付いているのか?という疑問に対して、元々そういったものだということで理解するしかないのだろうなという具合です。

もっとも、エリクソンの言語パターンにもこういった方言のような不思議なところがあるわけで、個人的には方言として理解しようと試みているところ、というわけです。

l       使用例その2


As you sit there feeling  the floor solidly beneath
your feetyou can/may/will become more and more relaxed.

(意訳)そこに座って、足の下にある硬い床に触れたら、あなたは、ずぅーとリラックスすること/が出来ます/になるかもしれません/ことになります。


基本的にこのパターンは、以下のリンクで書いた、対象が外にある知覚から対象が中にある知覚ということになるでしょう。


ここでの more and more は、リラックスという心身状態の深さ、というよりも、その効果がずーぅと継続するというニュアンスで使われていることになります。 つまり、硬い床に触れるということがトリガーになり、その後、その状態を解除しても、リラックスした感覚が継続するという示唆が含まれている具合です。

 さて、そのようなわけで、エリクソンの言語パターンはやはり音読して、まずは、それが自分の身体感覚にどのような影響を与えているのか?実際にその感覚に浸ってみる必要があると思うわけですが、読んでいるうちに段々とクリティカル・シンキングの部分が停止して、非常に言葉の調子も良く、本当にリラックスしたりしてくるというのが不思議なところなのでしょうねぇ。

文献

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