2012年3月19日月曜日

ミルトン・エリクソンの言語パターン(その13)OR



明日の昼食は、和食、洋食、中華、それ以外、それとも昼食抜きなんでしょうか?

どれにするかは、あなたが選ぶことができます。(笑)

独り言


今日は、「ミルトン・エリクソンの言語パターン(その13OR」について書いておきましょう。

どっちに転んでも

エリクソンの言語パターンは、クリティカル・シンキングのモードで聞いていると少し変なところがあるのですが、この OR の言語パターンも少し変なパターンです。[1]

このパターンは、簡単に言うと「どっちに転んでも」というようなパターンなのですが、簡単に言うと、予め全方位的な選択肢が用意され、クライアントがそのどれを選んでも、自分の意志で、あるいは意識して、それを選んでその行動を行なっている感を演出するやり方になっていると言っても良いでしょう。

もちろん、この選択肢を提供することで、その後に取る、行動が特に意識されるということになるでしょう。

l       使用例その1


"You can continue to keep your eyes open or close them partially or let them blink or let them fully close .

(意訳)あなたは、目をあけたままにしておくこともできますし、特別に目を閉じておくこともできます、瞬きすることもできますし、完全に閉じておくこともできます。


このパターンについて書いておくと、まず  can が以下のリンクの様相演算子


もちろん、健康な人であれば、目を開いたままにする、閉じる、瞬きするというのは誰でもできることなのですが、あえて can を使うことで、それはクライアント自身の意志でやっているということを示唆する内容になっています。また、普通に考えると、目を開いたままにする、閉じる、瞬きするというのはMECEになっているわけであり、結局、どれかを選んでなんらかの目の動きを行なっているということになります。

l       使用例その2


"I don't know which way your hand is going to move. It can move up or down
or left or right or in some other interesting way.

(意訳) どの方向にあなたが手を動かしているのかは、私には分かりません。 上げることもできるし、下げることもできます、左に動かすことも、右に動かすことも、その他の面白いやり方でもできるでしょう。


I dont know ~はエリクソンがよく使うパターンで、通常はこの後に具体的ではないプロセスに関する示唆を投げる形式で使われることが多いと思います。


つまり、I dont know ~のフレーズで、手の動きに注意を当ててもらうようなフレームをセットするような形式になっており。

それに続き、can の様相演算子に加え、上でも下でも右でも左でもそれ以外でもという方向を示唆し、「どっちに転んでも」自分で選んだ感が引き出され、それを意識するような形式になっている形式になっています。

文献

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