2012年5月9日水曜日

催眠誘導および暗示時の大脳のはたらき



脳波や脳の血流を見ると何かが変化していることは分かるとして、これで心がのぞけるわけではないですからねぇ。

独り言


今日は、「催眠誘導および暗示時の大脳のはたらき」について書いておきましょう。

催眠を科学的に検証してみると

   今日のお題は、「催眠誘導および暗示時の大脳のはたらき」と題された神経科学関係の論文をリンクしておきましょう。

 日本だと、学術系の研究者の方は除いて、インターネットで「催眠」と検索すると、胡散臭いサイトが山のように検索されるわけですが、この胡散臭いという背景には、何らかの事象について、条件を整えて仮説-検証するというモードで書かれていないことがその一因だと思っています。

 もちろん、海外のサイトを除くと実際にこういうモードで研究されている論文も見つかるわけですが、内容を読んでみると結構面白かったりします。


詳細な内容は読んでいただくとして、催眠誘導時と示唆時に関連する条件を12通り設定して脳波計(EEG)や血流計(PET)を使ってその数値がどのように変化するのかを測定したというのが趣旨です。

つまり催眠誘導時に脳の中でどのような変化が起きているのか?これを探るということが目的になっているわけです。

もちろん、デカルトの二元論的に、心の働きを物理的や電気的な変化に還元してすべてが分かるわけではないのでしょうが、少なくとも脳波や血流のレベルで何か変化しているか?を調べることができると思います。

それで同じ著者らによる少しだけ編集を変えた論文が以下なのです。

 
もちろん、脳波や血流を測っても心が見えるわけではないですが、通常の意識の状態と催眠状態とで集中と弛緩の比較が数値評価されており、明らかに催眠状態のほうが優位になっているというところが定量的に示され、かつ脳のどの部位の活動が優位になっているかというところも明示的に示されているところが一興なのでしょう。 

 もっとも、個人的には、上の例は完全に自分の内面に入っている知覚が内側にあるトランスの状態なので、逆に武道の達人が明鏡止水の心境で戦っている状態のような知覚が外側に向いているトランスの場合はどうかと思ったわけです。

(つづく)

文献
N/A

記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com

0 件のコメント:

コメントを投稿