2012年5月21日月曜日

エリクソン財団のトレーニング・ガイドライン



1日2日のトレーニングで催眠療法士とか名乗れる講座があるらしぃけれど、素人が2、3日練習しただけで黒帯になれることを謳っている柔道があったら普通の人は、何かおかしいと気付わけで、仮に黒帯の認定証とかもらっても飾りにしかならないだろうって・・・・(笑) もっとも、個人的には前途ある若者には本物を学んで欲しいというのがあるんだけれどねぇ。柔道で有段者が教えるように、催眠も臨床系だったら教えるほうも Ph.D. くらい持っているだろう。

独り言


今日は、「エリクソン財団のトレーニング・ガイドライン」について書いておきましょう。

トレーニング・ガイドラインを読んでみましょう

将来プロの治療家になる予定でミルトン・エリクソンあるいはそこから派生した短期療法を学ぼうと考えた場合、おそらく2つの道があるでしょう。

1つは、ミルトン・エリクソン財団のアフィリエイトしている団体でエリクソン財団のトレーニング・ガイドラインに沿ったトレーニングを受講する。

もう一つは、欧米でも日本でも良いので、短期療法を教えている大学、あるいは大学院で学ぶ。

 もちろん、ここで堂々巡りのようになるのですが、財団の受講資格を読むとMS(Master of Science)以上が対象だったと思ったのですが、結局はどこかの大学院で最低MSの学位を取って、エリクソン財団もしくはアフィリエイトされている団体で学ぶというのがもっとも美しい形式ということになるでしょう。日本だと日本エリクソンクラブになると思いましたが。

  それで、財団からどのようなトレーニングが提供されているのか?のガイドラインが公開されていますのでこれを参考にしていただくと良いでしょう。


 もちろん、この背景にあるのは、催眠は状況をある程度限定した再現可能なプロセスであり、意図的に曖昧にやっているそのプロセスを正確に学ぶ・・・というコンセプトだったと思います。内容を読むと、非言語催眠なんて普通にやっているし、限定的ですが退行させる場合は、記憶からリソースを取ってこい、というようなことが書かれているわけです。

 このPDFには色々な参考文献が掲載されているわけですが、これを1冊で知りたいと思ったらガイドラインにも名を連ねているRubin Battiono氏の著作「Ericksonian Approaches: A Comprehensive Manual[1]大体 600ページくらいの本を読んでいただくのが手っ取り早いと思います。

 それで、やはりエリクソンを学ぶための必須能力は個人的には英語だと思っているわけで、英語力が無いと、変なボッタクリのようなセミナーに出てもボッタクリと確認できるだけの材料がないとか、日本人の先生がエリクソン財団の教えている内容とはまったく違う古典催眠をエリクソン催眠と認識している間違いを指摘できない・・・とか色々困ったことになってしまうように思ってきます。もちろん実は本物が一番コストパフォーマンスがよかったりします。(笑)

 エリクソンの文献を当たって言語学的な分析を加えると必然的に英語力はついてくると思うわけで、エリクソンを学ぶことで英語を学び直すというのも悪いアイディアではないなと考えている今日この頃でもあったわけです。もっとも、個人的に興味があるのは心理療法じゃなくて認知科学なんだけれどねぇ・・・・・

(つづく)

文献

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