2012年5月22日火曜日

催眠とミラーニューロン




脳を脳波計(EEG)で覗いたりfMRIで脳の血流を図ったからといって人の心が完全に分かるわけではないけれど、何らか一つの手がかりにはなりますねぇ。

独り言


今日は、「催眠とミラーニューロン」について書いておきましょう。

催眠とミラー・ニューロンの関係

今日は、手短に。 催眠を科学的かつ学術的に研究しようという団体に「the American Society of Clinical Hypnosis」があります。

それで2006年のAmerican Journal of Clinical Hypnosisに掲載されたエリクソニアンの重鎮、アーネスト・ロッシ博士、娘のキャシー・ロッシ氏他によって書かれた「The Neuroscience of Observing Consciousness & Mirror Neurons in Therapeutic Hypnosis」とタイトルの付けられた論文が結構面白いように思ってきます。


Wikipedia を参照すると、ミラーニューロン[1]は以下のように定義されていますが。


ミラーニューロン(英: Mirror neuron)は霊長類などの高等動物の脳内で、自ら行動するときと、他の個体が行動するのを見ている状態の、両方で活動電位を発生させる神経細胞である。他の個体の行動を見て、まるで自身が同じ行動をとっているかのように""のような反応をすることから名付けられた。他人がしている事を見て、我が事のように感じる共感(エンパシー)能力を司っていると考えられている。このようなニューロンは、マカクザルで直接観察され、ヒトやいくつかの鳥類においてその存在が信じられている。ヒトにおいては、前運動野と下頭頂葉においてミラーニューロンと一致した脳の活動が観測されている。


 例えば、心理療法の世界で、非常に重要な概念とされている、セラピストとクライアントの間でラポールが確立されている時に、


お互いの脳がどのように同調しているのか? 実際にファンクショナルMRI(fMRI)を用いて調べてみました、というような構成になっています。

 もっとも、最近の傾向として、こういった脳神経科学の仮説でもって心理療法を語る時の傾向として 1)ミラーニューロン、 2)脳の可塑性 3) ダマシオのソマティック・マーカー仮説[2]あたりで語られることが多くなってきているように思っています。

 この論文は、このうち、ミラーニューロンと脳の可塑性について語られています。

それにしてもロッシー博士はとっくに70歳を超えていたと思ったわけですが、まったく探究心が衰えることがないというところが凄いところのように思ってきます。

(つづく)

文献

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