2012年5月25日金曜日

ミルトン・エリクソンの技法を感じる



伝統芸能の内弟子ではないけれど、師匠の箸の上げ下ろしから言葉使いを、四の五の言わずに徹底的に真似してみる、というのも技を磨くという意味では、非常に大事なことのように思えてくる。

何らかの方法でこういったやり方で学ぶというステージは必要なのだろう。

もちろん、これをエリクソンに置き換えた時に英語のフレーズやジェスチャは結構真似できるようになった・・・として・・・日本語の言葉や日本人が行うジェスチャとしてあまり違和感のないものに本当の意味で翻訳するのが骨の折れるところかもしれないけれども、実は日本語自体がとても曖昧な催眠言語みたいなところもあって結構違和感なく翻訳できるというのは公然の秘密だったりもする。(笑)それに、エリクソン自体がマッチョなアメリカン・ヒーローとは真逆の方向なので案外日本人向きなのかもと思ったりもしているところ。

独り言


今日は、「ミルトン・エリクソンの技法を感じる」について書いておきましょう。

次にボトムアップのアプローチから

  これは、野中郁次郎先生のSECIモデル[1]で言うと、暗黙知を暗黙知として学ぶ共同化というところになるのでしょうが、 伝統芸能の内弟子が、四の五の言わずに師匠の箸の上げ下ろしから言葉遣い、ライフスタイルまで徹底的に真似をしてみるということに尽きるでしょう。

 例えば、ソリューション指向のビル・オハンロンさんが若かりし頃、ミルトン・エリクソンに弟子入りして、エリクソンの家の庭師をしながら、エリクソンのスタイルを学んだというのは結構有名な話です。

 それで、このスタイルを日本語で行う場合は少し工夫が必要なのだろうなと思っているわけですが、同時通訳者の西山千氏が言った「同時通訳は簡単ですよ。シンボルを追って、流れをイメージすれば、言葉が消えます、言葉が消えますと、同時通訳は簡単です」という言葉が重要なのだろうなと思っています。

 つまり表層構造としての言葉の奥には身体感覚や意味の張り付いた深層構造があるわけであり、表層構造の言葉は違っていても、深層構造の意味や身体感覚は同じで無ければいけない・・・・ということになってくるのでしょう。

 このあたりは最近日本語で出版されたオハンロンさんの「解決指向催眠実践ガイド本当の自分を生かし、可能性をひらくための エリクソニアンアプローチ」[2]の日本語への翻訳が良い感じだったので、こういった書籍を参考にしていただくのも良いのでしょう。
 

(つづく)

文献

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