2012年5月30日水曜日

グレープフルーツ・ジュース




ビジネスの世界を真面目に追求していくと、結局、儲かるのか? 儲からないのか?の二元論で物事を見る習慣がついてしまうように思う。もちろん、ここまで極端でないにしても、こういった思考に慣れてしまうと、ユーザのニーズを捉えるために必要な感性というのがどんどん失われて行く気がしてくるのだよねぇ。

独り言


今日は、「グレープフルーツ・ジュース」について書いておきましょう。

今日は少し毛色の違う話題を

 ビジネスの本質を考えると、お金を集めて→投資して→リターンを稼ぐということから成り立っていて、ともすると最後のプロセスであるリターンを稼ぐ、つまり、儲かるのか?儲からないのか?を単に数字だけいじくって判断してしまいがちです。

 本当いうと顧客のニーズを先取りするなり、ブルー・オーシャン市場[1]を求めてどのような製品/サービスを開発するのか?そのためにはどのような未来を描いてそしてどのように組織を引っ張っていくのか?は以下でも書いたようにかなりセンスや感性に依存しているように思ってきます。


 それでこのあたりのセンスや感性を鍛えるためには、は普段から身の回りで起こる変化を感じるように知覚を磨きなさいというのが一つの方向のようにも思ってきます。

 それで具体的にはどうしたものか?と思うわけですが、ここで役に立つのが世界で最も有名な日本人であるオノ・ヨーコ女史が1970年代に英語で書いた詩集の翻訳本「グレープフルーツ・ジュース」のようにも思ってきます。



 本書は、普段はあまり使っていない、知覚を使ってイメージするようなエクソサイズという構成になっていて、実際に本書を読みながらイメージ・トレーニングを行って見るとかなり面白いです。 

「地下水の流れる音を聴きなさい。」 
から始まって、

「心臓のピートを聴きなさい。」

 「地球が回る音を聴きなさい。」 
    ・・・・・・

という具合に続いていくわけですが、 
もちろん、あくまでもイメージを楽しむというのがこの本の良いところなので、ここで「地下水の流れる音なんて聴こえるわけはないだろうとか、地球の回る音を聴くってアホか・・・」というような野暮な突っ込みはしてはいけません。 

それで最後に出てくるのが 「この本を燃やしなさい。 読み終えたら。」 ということで、個人的にはまだ燃やしていないわけですが、それで自分が中学生あたりから持っていたオノ・ヨーコのイメージが何かチャラチャラした前衛芸術家というイメージでしかなかったので、こんな素晴らしい才能をもった作家とは知らずに、本当失礼しました・・・と反省してしまった一冊です。

 オノ・ヨーコの感性は、ジョン・レノンの「イマジン」にもかなり影響を与えているようですが、この曲のプロモーション・ビデオを見ると、部屋のカーテンを片っ端から開けていくと部屋がみるみる光に溢れていくというシーンがありますが、これは一体何のメタファーなのだろうと考えてみると・・・中々面白いものがあります。  
 
そう言えば、90年代前半に N.Y.に遊びに行った時にダコタ・アパートの前の道路に埋まっている Imagineのマンホールの蓋みたいなモニュメントを観に行ったことを思い出したところでもあるわけです。
 
 (つづく)

文献

記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com



0 件のコメント:

コメントを投稿