2012年5月28日月曜日

MRIの技法を組織のチェンジ・マネジメントに使う




根幹にある変化のプロセスが分かっていないと人の認識や行動は変化しないし、これは単にトランス状態にすれば良いなんていう単純なものではないですねぇ。

だからそのあたりで安易に退行催眠なんてやっている連中には根本的な変化が起こせる連中なんてまずいない。むしろ安易な退行催眠は意味がない。(笑)と思っています。

つまり、トランス状態でも自分を制限する思考の枠組みからアウトオブ・ザ・ボックスできるリソースを見つけて、そこから抜けることが出来ないと、トランス状態から覚めても元の木阿弥ということになってしまいます。

MRIに代表されるような短期・戦略療法の凄いところはトランスを使う、使わないにかかわらずこの変化のプロセスを形式知化できたというところでしょうかねぇ。

独り言


今日は、「MRI関連の論文」について書いておきましょう。

神戸大学の金井先生の論文を少々

 今日も手短に。

 ミルトン・エリクソンから派生した短期療法のMRI(パロアルト派)の流れについては以下で書いたところですが、


 スタンフォードのメディカル・スクールなどで教鞭を取っていた頭の良い人たちのたどり着いた結論は、人が認識や行動の変化を起こすために必ずしも催眠を必要としなくなったところでしょう。つまり短期療法の様々な技法を催眠という足かせから開放したのがMRIといっても良いように思えます。

 つまり、ミルトン・エリクソンがどのようにして人の認識や行動の変化を起こしているのか?についてどちらかというと社会科学的な視点から徹底的に検討を加えた結果、ある条件の元で催眠なしの介入を行なっても人の認識や行動に大きな変化を起こせるようになったという具合です。 


 もちろん、当たり前のことですが、催眠、つまりトランス状態は行動や変化を起こすための資源・資質(リソース)を探すことの出来る一つの状態であり、エリクソン派は催眠を行なっていてもこの中で治療的ダブル・バインドを仕掛けて、クライアントの認識について、自分を制限している認識からアウトオブ・ザ・ボックスする、短期療法の言葉で言えばアブダクティブに学ぶ必要があるという具合です。


それで、MRIの人たちが人の認識や行動はどのように変化するのか?という変化のモデルを体系化してくれていることから


認識や行動の変化は必ずしも個人のレベルではなく、組織マネジメント、コンサルティングのネタとしてはチェンジ・マネジメントとかトランスフォーメーショナル・マネジメントというところになってきて、以下にあるような神戸大学の金井先生の論文にあるような、MRIの技法を使った組織のチェンジ・マネジメントの話につながってきます。


そうすると「あなたは眠くなる~」なんて技法を組織に使っても単に怪しいだけですから、もっと本質的なところに戻って別の切り口のインターベンションを行わないととダメだということになるわけですねぇ。

 ちなみに、このあたりのネタになるとMBAというよりDBAで研究するくらいのネタなんでしょうかねぇ。 個人的に、時間とお金があったらどこかの大学院で研究してみたいネタの一つなんですけれどねぇ・・・・(笑)

(つづく)

文献
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