2012年6月19日火曜日

ミルトン・エリクソン 1958年のセッション@パロアルト



催眠というはミルトン・エリクソンのほんの一面でしかない、というのはとても興味深いところなのでしょう。

独り言


今日は、「ミルトン・エリクソン 1958年のセッション@パロアルト」について書いておきましょう。

一見、普通に対話しているところが興味深い
 
 ミルトン・エリクソンのセッションがネットに落ちていたので、今日もこれを少し眺めてみることにしましょう。



 この映像は1958年、エリクソンが57歳前後の時に米国カリフォルニア州のパロアルトで撮影された映像です。部屋にはグレゴリー・ベイトソンがおりカメラの操作をしており、さらにマジックミラー越しにジョン・ウィークランドらが観察しているというキャプションがついています。

http://ori-japan.blogspot.jp/2012/06/httpori-japan.html

 そして、クライアントは Depression を患った若い男性のクライアント、そしてベイトソンとウィークランドが見守る中、この若い男性とのセションが開始されます。

 このセッションで非常に面白いのは深いトランスを使っておらず、普通にクライアントの男性とおしゃべりしているようなモードでこのセッションが進められている点でしょう。

 セッションの様子を見ると、最初でトランス・インダクションを行なっているものの、クライアントの意識は比較的はっきりしており、エリクソンと対話しながらセッションが進行していきます。

 途中、クライアントが乗ってくると定石通りのバックトラッキングを繰り返し、そして後に「治療としての会話」[1]の著者であるデイビッド・グローブによって定式化される「グロービアン・メタファー(Grovian Metaphor)、後のクリーン・ランゲージ」[2]の原型のようなパターンを活用し、クライアントからメタファーを引き出し、そしてそのメタファーのイメージを変化させていくような対話に移行していきます。

 こう考えるとミルトン・エリクソンの技法というのは変幻自在のように思えてくるのと、相手を深いトランスに入れなければいけないということも、ある意味、誤った幻想のようにも思えてきます。

文献

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