2012年6月3日日曜日

チェンジ・マネジメントの道具箱



チェンジ・マネジメントのフレームワークって単なる道具だから、未来をきちんと描けるリーダーが居ないとあまり上手く機能しないと思うなぁ。でも、こういう人が居るとそれなりに使えると思いますけれどねぇ、まぁ、道具だから。(笑)

独り言


今日は、「チェンジ・マネジメントの道具箱」について書いておきましょう。

組織は現状維持を指向すると腐っていく

今日は、「チェンジ・マネジメントの道具箱」と題してチェンジ・マネジメントに使えるフレームワークについて書いておきましょう。

 チェンジ・マネジメントは、主に企業や官公庁などにおいて業務改革を行う場合、その抵抗を抑え、新しいやり方を受け入れるために行うマネジメントの手法の一つです。[1]

 そもそも論として、一旦組織が出来上がってしまうと、その力が組織を維持することに費やされてしまい、段々外部環境の変化についていけなくなって組織が腐っていってしまうのは世の常のように思えてきます。特に、なまじ成功体験がある組織ほどその成功体験によってしまって日々変革することを忘れてしまうと陥ってしまうところが怖いところなのでしょう。

もちろん、組織に起因するこういった課題は今に始まったことではなく、人類が組織というものをつくった時から存在する問題のように思えてきます。日本でも古いところだと上杉鷹山[2]や細川重賢[3]が古い因習を打破し自藩を立て直すために行った改革が知られていますが、これも現代の言葉で言えば、彼らが行ったことはチェンジ・マネジメントやトランスフォーメーショナル・マネジメントということに該当するでしょう。

行動を変えるには、認識の枠組みを変え認識のやり方自体を変える

 それで、コンサルティングのネタとしてはチェンジ・マネジメントやトランスフォー・マネジメントは非常に難易度が高いわけですが、その理由は単に仕事のやり方を変えれば良いというところではなく、経営者が意識を変え、考え方を変え、そしてその新しい考え方を従業員に浸透させ、そして仕事のやり方を変える、結果、組織全体が変わってくるというように、認識と行動が相互作用する世界で、行動を変える前に組織や個人の認識論(Epistemology)  どのような枠組みで、何をどのように認識しているのか?を変化のへそとして最初に変化させる必要があるということになるでしょう。


 そんなわけで、チェンジ・マネジメントはITシステムをテコにする場合もありますが、基本的には、経営者や従業員の意識改革の話であり、当然、マインドの話ということになるわけで、新しい環境変化に対して、どのようにリーダーシップを発揮し、どのように変化に対する精神的な抵抗を抑えて、これに適応するのか?という問題になってくるわけです。 

 そして、実際にどのようにこれを行うのか?と考えるとやはりそこにはフレームワークが必要になるわけですし、具体的なツールも必要となるわけですが、そこで個人的に非常に重宝しているのが以下のサイトというわけです。このサイトではチェンジ・マネジメントに関する道具、つまり、1)何を変えるのか? 2)何に変えるのか? 3)どうやって変えるのか? を考える道具としてのフレームワークが提供されているわけですが、個人的に面白いなと思っているのは心理療法、例えば、ゲシュタルト療法とか家族療法などから生み出されたフレームワークが提供されているというところでしょう。

http://www.change-management-toolbook.com/

個人的にはここにミルトン・エリクソン色とMRIMental Research Institute)色が加わるということになりますが、プロフェッショナルの使用に耐える道具としてこれはこれでありなのだろうなと思っているところです。

 
(つづく)

文献

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