2012年6月16日土曜日

ミルトン・エリクソンのセッションを観察してみる



何をやっているのか?を理解するためには、フレームワークという名前のいくつかのメガネをかけて、色々な角度から観察してみる必要があると思います。
 もちろんこういった練習をしたからといって名人にはなれないのでしょうが、少なくとも有段者にはなることができると思います。エリクソン財団なんかも、状況を設定してその中で機能する再現性を持った技術を学ぶことが出来る、だから催眠は科学、というスタンスですからねぇ。

独り言


今日は、「ミルトン・エリクソンのセッション」について書いておきましょう。

地味だけれども玄人好みのセッション
 
 Google Video にミルトン・エリクソンのセッションの模様が落ちていたので今日はこれを貼り付けておきましょう。

 まず、このセッションの特徴としてはロシア語の同時通訳が流れていますが、実際のセッションとして同時通訳を介して行われたかどうかは不明です。クライアントが英語を話しているので同時通訳は恐らくアフレコでしょう。また、英語の字幕が付加されているため言語パターンを観察するという意味ではこれを参考にしていただくと良いでしょう。

このセッションの背景:このセッションからは推測するしかないのですが、この前のプロセスとしてエリクソンはクライアントと普通に話をして何らかの情報を取得し、クライアントの望んでいるゴールそして介入の方向性を決めていると考えられます。それで、クライアントと話をし、30ページ程度のメモからほんの数行のフレーズを決めていった話は以下で書いた通りです。



 全体の戦略とプロセス:このセッションではミルトン・エリクソンがクライアントに対してトランス・インダクションを行うところから始まっていますが、エリクソンの治療プロセスは現状-望むゴールを明示しその道筋である戦略を示すこと、そして、エリクソニアンがリソースと呼ぶ、新しい視点、心身状態、思考、反応の方法などでそれを埋めていくプロセスからなります。


言語パターン:これもエリクソンとクライアント、そして文脈を観察しながらその意図を読み解きながら観察する必要があると思いますが、言語パターンについては以下で書いた通りです。このセッションで使われている言語パターンに注意を払ってみましょう。もちろん抽象度を上げてどこがそのパターンの変数で、そこにクライアント特有のコンテンツが反映されているか?を聴く必要があるでしょう。

http://ori-japan.blogspot.jp/2012/02/blog-post_29.html


知覚パターン:クライアントのどの知覚に働きかけているのか?それを言語で別の知覚にシフトさせていないのか?に注意を払ってみましょう。(例えば、冒頭でアルファベットを思い出すように指示している→クライアントの表象の中に視覚のイメージとしてアルファベットを思い出すように指示している・・・など)





文献
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