2012年6月20日水曜日

ソリューション・フォーカスのミクロ分析




 時間軸、つまりタイムラインという切り口で考えた場合、セラピストがクライアントの意識を、過去・現在・未来どの方向に向けている傾向にあるのか?を考えると面白いと思いますねぇ。

独り言


今日は、「ソリューション・フォーカスのミクロ分析」について書いておきましょう。

言葉で意識がどこに向けてもらおうとしているのか推測する
 
 今日は仕事の合間に読んでいた、ミルトン・エリクソンから派生した心理療法であるソリューション・フォーカスト・アプローチ(ミルウォーキー派)についての論文をご紹介しておきましょう。

 ミルトン・エリクソンから派生した心理療法の特徴として、問題の原因(もちろん、問題は外的な出来事と認識主体の認識が相互作用して起こることになるわけですが)よりも、問題の具体的な解決方法に焦点を当てる手法という前提があります。

 それでソリューション・フォーカスト・アプローチが他の心理療法と異なってクライアントの焦点を時間軸のどの部分に当てていることが多いのか? 実際にセラピストであるスティーブ・ド・シェザーとインスー・キム・バーグの映像から彼らが使っている「動詞の時制」をミクロ的に調べたのが以下の論文だというわけです。


 この論文では比較の相手としてクライアント中心のアプローチを取るロジャースとラスキンが選ばれています。

 それで結果の詳細についてはこの論文をいただくとして出てきた結果は、クライアント中心のアプローチの場合、「動詞の時制」が過去に向いていることが多く、一方ソリューション・フォーカスト・アプローチの場合は、これが未来に向いていることが多いというような結果が出ています。

 ミルトン・エリクソンの心理療法のプロセスについては以下のリンクで書いていますが、


 たとえ過去からリソースを取ってくるために多少、記憶を退行したとしても、最終的にはこれから具体的に何をするのか?それを行うことで近い将来にどうなるのか?を確認して終了するというプロセスになっていますが、エリクソンの血を引くソリューション・フォーカスト・アプローチについても同様のカタチがあることが裏付けられたことになります。


文献
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