2012年7月3日火曜日

プロボカティブ・セラピー

                                     

基本として普通の会話を通して、自分でも相手でも組織でも認識や行動の変化を促す技法を身につけることは非常に重要なことなのではないかと思っています。

ビジネスや日常会話の場面では一々催眠誘導とかやってられないでしょうし、第一怪しいですからねぇ。(笑)

逆に言うと催眠誘導だけすれば、認識や行動が変化するという考え方がいかに馬鹿げた考え方だということが分かってくるでしょう。催眠誘導するにしろ、しないにしろ、やることをやらないと認識や行動は変化しませんからねぇ。(笑)

独り言


今日は、「プロボカティブ・セラピー」について書いておきましょう。

催眠を使わなくても認識や行動が変化するのか?

以下のリンクの続きとなりますが、ここでのテーマは「催眠を使わなくても認識や行動は変化するのか?」もっと厳密に定義するとMRIのポール・ウォツラウィックの定義する変化が変化する第二次変化(Second-order change)[1]のレベルを促すことが可能か?の続きです。


 それで、ウォツラウィックによれば、催眠を使わないで人の認識や行動を変化させることの出来る心理療法の技法が4つ、1) Paradoxical Intention (逆説的意図) 2) Ordeal Therapy (苦行療法) 3) Ambiguous Function Assignment (アンビギュアス ファンクション アサインメント) 4 ) Provocative Therapy (挑発療法 プロボカティブ・セラピー)あげられていたわけですが、ここでは 4)のプロボカティブ・セラピーについて少し書いておきましょう。

 プロボカティブ・セラピー[2]はフランク・フェアリーによって体系化されたある意味不思議な心理療法の体系です。

 簡単に説明しておくと、自分が問題だと認識している事象があると仮定します。この問題が重たい場合は、思わずスタックしてしまう場合があるわけですが、この問題を解決するために、その問題を問題にしている認識上の前提や枠組みに対して、主に言語によるボケやツッコミを駆使してこれを解きほぐしながらリフレーミングしていくといった技法です。

 プロボカティブ・セラピーについての書籍はほとんど無いのですが、逆の言い方をすると 1974年に出版された「Provocative Therapy[3]を読むとどういった技法なのか?具体的にどのようなやり方で介入すれば良いのか?が理解できるように思います。


 本書はカリフォルニアのセラピストの間ではちょっとした伝説の銘著みたいな扱いになっていると思いますが、日本には今のところほどんど知られていないのですよねぇ。

 余談ですが、来年木蔵さんところでフランク・フェアリー氏のお弟子さんのニック・ケンプ氏を招聘してセミナーを実施されるようですのでちょっとご紹介しておきましょう。 この技法だとトランスを使わなくても普通に会話しているだけで、行動や認識の変化が期待できますので、非常にセンスの良い方法だと思っています。


 それで、話を元に戻して、個人的に保有しているのは1989年の再販バージョンですが基本的には1974年とは変更はないようです。

(つづく)

 文献


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