2012年7月13日金曜日

ヴァージニア・サティアのフレームワーク

                                     

最近、他の人が書いた博論とか読むと、すげー面白いと思ってしまうマニアックな領域に入っているなぁ。(笑)

もちろん博論だと人生の少なくとも半分以上をかけてテーマ決めているでしょうから面白くないはずはないのでしょうけれど。


でもなんで家族療法?と聞かれると、日常生活でも仕事でも組織やチームの運営、はたまたよりよい人間関係の構築とは切り離せないから、ということなのだろうなぁと。

独り言


今日は、「ヴァージニア・サティアのフレームワーク」について書いておきましょう。

サティアの残したフレームワーク

 心理療法家のミルトン・エリクソンの場合は、一般意味論や言語学、認知科学などのフレームワークを駆使して観察しても一体何を行なっているのかについて説明するのが非常に難しいのですが、これに比較して家族療法家のヴァージニア・サティアの場合は幾分かとっつきやすいように思えてきます。

 その理由はミルトン・エリクソンが自分のスタイルについて自分で開発したフレームワークを残さなかったのに対して、ヴァージニア・サティアは自分自身で開発したフレームワークを残したからということに尽きるでしょう。

 つまり、様々な課題についてこのフレームワークを適用することで何とか格好の付く形式で心理療法が行えるということになるわけです。

 では、このフレームワークにはどのようなものがあるのか?という疑問が湧いてくるわけですが、以下の確かカナダのブリティッシュ・コロムビアにあったヴィクトリア大学に提出されたサティアの家族療法特にサティアのモデルの拡張について書かれた博論を読むとこのことが一目瞭然だというわけです。



詳細はこの論文を読んで頂くとして、このp.152

l       氷山のメタファー(モデル)
l       自己関係性の調和ついてのサティア・モデル
l       カップルの調和についてのサティア・モデル

が示されています。



例えば、氷山のメタファー(モデル)については、人の認識と行動がこのメタファーで示されており、第三者から見える振舞いを通して、見えない氷山の底にある部分を以下のリンクで書いた質問を通して明らかにし、振舞いと言葉の不調和を調整しながら、認識や行動を変化させていくようなモデルになっています。


要は、根堀葉掘りとまではいかなくても最終的には、SELF というところまで掘り進めていくような感じになっています。実際には、このモデルを使ってクライアントの深層を探っていって、そこで例えば「気持についての気持」を意識することで、表層にある行動が変化するようなモデルになっています。もちろん可能ならば SELFまで扱うのでしょうけれど・・・

また、上の論文を読むとサティアの定義するスピリチュアリティについて書かれており、個人的なイメージはやはりカリフォルニアっぽい感じがしているわけでもあります。

 それでやはり結論はサティアのフレームワークの良いところはある意味割り切りを含んだ明快さのようにも思えてくるわけですが、日常や仕事の場面の課題の解決やファシリテーションにどのように落としこんでいくのか?を考えるとまた面白いと思ってくるわけです。

(つづく)

 文献
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