2012年7月26日木曜日

催眠における時間歪曲

                                     

楽しい時間はあっという間に過ぎ、退屈だと思ったり、嫌だと思ったりした時間は永遠に続くように感じられるなぁ。

独り言


今日は、「催眠における時間歪曲」について書いておきましょう。

 時間感覚は主観的

人が時間をどのように認識しているか?を考えると非常に面白いところがあります。


もちろん、これには今ココで流れている時間がどのように過ぎているのか?という感覚によって直接感じられる時間と、もう少し大きな視点からみた「時間の流れ」というようなメタ時間のようなものがあるでしょう。

ここでは主に直接五感で感じている主観的に感じられる時間について考えることになりますが、時間の感覚というのは非常に主観的なものであるということが分かってきます。

1958年にミルトン・エリクソンとリン・クーパー両医学博士共著で「Time Distortion in Hypnosis[1]が出版されており、1982年に一度改訂が行われていますが、この中でトランス状態になると時間感覚が歪曲することが報告されています。

もちろん、トランス状態とは、一般的に

1.      認知反応の変化
選択的注意、被暗示性亢進、没頭、トランスロジック(トランス状態特有の論理)、非随意感、時間歪曲、解離、記憶変化
2.      知覚・感覚反応の変化
知覚亢進、低下、鎮痛、麻酔、幻覚
3.      動作反応
カタレプシー、不動


が起こることが知られていますが、本書で特に時間歪曲について焦点が当てられていることになります。

もちろん時間感覚の歪曲には色々なバリエーションが存在するわけですが、本書ではそのバリエーションとその状態に到達するまでの具体的なプロセスについて書かれています。


PART I. EXPERIMENTAL STUDIES

Chapter 1 Introduction
Chapter 2 Time
Chapter 3 Definitions
Chapter 4 Subjects
Chapter 5 Methods
Chapter 6 Training
Chapter 7 Experimental Basis of This Report
Chapter 8 Miscellaneous Activities
Chapter 9 Counting
Chapter 10 Sound Signals
Chapter 11 Metronome
Chapter 12 Review and Practice
Chapter 13 Coincidental Happenings
Chapter 14 Special Inquiry
Chapter 15 Association
Chapter 16 Thought
Chapter 17 Creative Mental Activity
Chapter 18 Motor Learning
Chapter 19 Nonmotor Learning
Chapter 20 Mathematical Mental Activity
Chapter 21 Polygraph Studies
Chapter 22 A Semantic Interpretation of Verbal Suggestion
Chapter 23 Conclusion

PART II. THE CLINICAL AND THERAPEUTIC
APPLICATIONS OF TIME DISTORTION
PART III. FURTHER CONSIDERATION OF TIME
DISTORTION
Subjective Time Condensation as Distinct from Time
Expansion
References


(つづく)

 文献

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