2012年8月10日金曜日

組織の問題解決のためのリフレーミング(その12)


                                  

経営者を対象にするコーチングって少なくともコンサルティングの経験、できれば経営の経験があることが望ましいのでしょうねぇ。

比較論ですが、経営者からすれば、気持がよくなったり、元気になったりするおしゃべりしか価値が無いのだったら銀座のクラブに飲みに行ったほうがいいやって話になりますからねぇ。(笑)

独り言


今日は、「組織の問題解決のためのリフレーミング(その12)」について書いておきましょう。

コンサルティングとコーチングの違い

さて、一つ前の記事ではリフレーミングの基本的なプロセスについて説明しましたが、これを前提として少しだけ本気を出してこの応用について書いておくことにします。

まず、個人的に考えている「コーチング」と「コンサルティング」の違いから始めたいと思います。

 もちろん、コーチング、コンサルティングといっても色々な形態があると思いますが、ここでは基本的に企業の経営者あるいは経営を対象とした場合を考えています。

それで、この2つの最も大きな違いは、コンサルティングはクライアントの一次情報、つまり課題が起こっている現場を見せてもらったり、機密保持を結んで会計などの定量的な情報にアクセスさせてもらったりするとこが可能なことかなと思っています。 逆に言うと、コーチングは基本的にクライアントとの対話通した二次情報を手がかりにするということになるでしょう。

もちろん、これ以外にコンサルティングはコンサルタントが成果物をつくるのに対して、コーチングはクライアントが課題をこなすということがあるでしょう。

個人的には必要に応じてコンサルティングを行うコンサルタントとコーチングを行うコーチの役割とスタイルを必要に応じて切り替えれば良いと考えています。

これについて、以下のリンクで書いたシャドー・コーチングの手法を使った時のみクライアントの見ている一次情報をコーチも経験し、そしてフィード・バックを与えることができるということになります。


それで話を元に戻して、コーチングの場合は、あくまでもクライアントとの対話を通した二次情報だけを手がかりにセッションを進めていくということになると思います。

それでは、コーチングは穿った見方をすれば、単なるおしゃべりをするだけで何の価値があるのだろうか? という問を立てると、これに答えることが一つは大きなテーマになってくるように思います。

 つまり、クライアントの話、つまり二次情報をやり取りすることで何がわかるのか?あるいは何に役立つのか?です。

答えから言うと、少なくとも、クライアントが外的世界に行動を通して何か働きかけようとする場合、内的世界にある信念・価値観、ルールといった認識の枠組みに気づくことは出来るでしょう。

また、これを明示することで認知バイアスに気づいたり、あるいは焦点が当たっていない盲点に気がつく・・・・新しい枠組みで物事も見ることが出来ると、行動も変わってくる・・・・ということになってくるでしょう。

個人的にはコーチングという商売自体をミルトン・エリクソンが心理療法を通じてクライアントの認識と行動に変化をもたらした理屈を理解してある程度出来るようになるまでは、コーチングなんて自分で成果物はつくらないでクライアントに課題だけ出せば良いので、随分インチキで楽な商売だと思っていた経緯があります。(笑) もちろん、クライアントの認識や行動に変化を起こせないコーチは今でもインチキだと思っているわけですが・・・・

それで、具体的な方法についてはこれから書いていきますが、逆に言うとコーチングはクライアントに思考の枠組みや行動のパターンに気づいてもらって、場合によっては思考パターンや行動のパターンを変えてもらうための働きかけということになってくるでしょう。

(つづく)

 文献
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