2012年8月8日水曜日

組織の問題解決のためのリフレーミング(その10)


                                     

まぁ、外国のビジネス・スクールとかで教えられている位の問題解決手法だし、個人的な経験からしても、いままでの枠組みで思いつかなかった予想外の解決策が出ると思うのですけれどねぇ。

もちろん、この解決策を実行しようと考えた時に、それがどんなに良いと思われる解決策だったとしても、普通はどんな組織にも変化に対する抵抗があるものなので、これをどう回避するか?が本当の問題なのかもしれませんけれどねぇ。(笑) 
 
独り言


今日は、「組織の問題解決のためのリフレーミング(その10)」について書いておきましょう。

世界のどこかには、自分と同じことを考えている人がいるなぁ・・・(笑)

 ここまで、組織の問題解決のためのリフレーミングと題して書いてきました。もちろん、この話題についてもう少し続く予定です。 

それで、この話題について、たまたま Google で検索したところ、ニュージー・ランドのビクトリア大学のビジネス・スクールの先生の「Reframing the Product Mix Problem using the Theory of Constraints[1]と題して企業のプロダクトの最適なポートフォリオ・マネジメント、つまり「あっちの製品を立てればこっちの製品が立たず」という状況の中から、どのようにして最適なプロダクト・ミックスを選ぶのかをテーマとしたエッセーが表示されたというわけです。

これを読んでみると、この中で使われているの TOC の対立解消図(Evaporating Cloud) 心理療法のリフレーミングの合わせ技で現在の思考の枠組み自体をリフレーミングすることで最適解を見つけるような方法で、実は、このブログで書いている手法と同じやり方を使っているので個人的には微妙にシンクロしていて面白いなと思ったわけです。

例えば、TOCの対立解消図の課題として、TRIZの「矛盾マトリック」のように二項対立をどのように解消するかについて「解決方針の示唆」が無いということが上げられます。あるいは、昨日書いたように「原因→結果」の因果関係を発見しても原因の反対を選べば問題が解決できると単純に考えてしまう傾向があります。(例:売れないのは価格が高いからだ、ではその解決策は値段を下げれば良い、など)

そこで、この一つの解決策は、対立解消図の要素の間にある暗黙の前提をリフレーミングで広げる、ひねる、ずらす、ひっくり返すしてみればどうなのか?というアイディアが浮かんでくるわけですが、これを具体的にどのように行うか?と考えると、対立解消図+リフレーミングという組合せは必然のように思ってくるわけです。

もっとも、実はこの方法は基本パターンなのでこの詳細を次回、またこの発展バージョンもあるのでこちらも近日中に書く予定にしています。

発展バージョンのほうの予告を少し書いておくと具体的には TOC 3 Cloud と呼ばれる手法を活用しますが、認識主体が持っていて問題を引き起こす要因になっているとかんがえられる抽象度の高いメタ・レベルに存在する信念・価値観、ルールなどを出来るだけ早く確実に発見するために、3つそれぞれの対立構造に共通するパターンを1つに綜合する方法です。

もっとも、以下のリンクで書いたようにこの信念・価値観は変化に対する感情や情動を伴った抵抗として現れてくるため、理屈では正しくても気持としては納得できないことにどのように対処するのか?


このあたりになると、抵抗を利用して変化を導くミルトン・エリクソンのエリクソニアン・アプローチやMRI(Mental Research Institute )の方法論の出番のように思えてきて以下のリンクで書いた組織の「チェンジ・マネジメント」の話になってきます。


このたりはどこかで論文かエッセーの形式にまとめてPDFにしておきたいのですが、時間がある時にぼちぼち進めることにしたいと思います。それで、最終的には、英語にして TOC-ICOあたりの学会で発表しちゃうというのも手ですけれど、このあたりは要検討ですねぇ。

 (つづく)

 文献
[1] http://www.orsnz.org.nz/conf34/PDFs/Mabin.pdf


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