2012年9月18日火曜日

システム思考とエコロジー思想(その1)




個人的には、ベイトソンの言っているエコロジー思想は、日本だと天台本覚の「草木国土悉皆成仏」つまり、 動物だけではなく植物にもあるいは山や川、空や海にまで仏性があり成仏するのだという考え方と非常に近いように思えてくるわけです。

独り言


今日は、「システム思考とエコロジー思想(その1)」について書いておきましょう。

システム思考とエコロジー思想との関係

今日は手短に。

グレゴリー・ベイトソンが英国のエンブリッジあたりに生息する無神論者の家系であるところのウィリアム・ベイトソンの家系に生まれたところから物語が始まります。

個人的にはベイトソンが無神論者だったところがキリスト教史観に囚われること無く物事を非常に自由に考えることができたことの一因だったと考えています。

また、ベイトソンの学位はケンブリッジの人類学のMA(Master of Art)だったと思いますが、結局、色々な分野を横断するような学際的な研究、悪く言えば何の脈略もなく興味のあるところのつまみ食いばかり、良く言えば誰も研究したことの無い獣道を邁進しているようなことを行なっていたため、博士号は取得することはなく、晩年まで無冠の帝王のような状態だったのはご存知の通りです。もちろん、コンテンツそのものより、ある分野とある分野の関係性に焦点が当てられた誰にもよくわからない研究、つまり、既存の枠組みに当てはまらないところで研究が行われたというとことが大きな理由のようにも思えてきます。

それで、ベイトソンが研究した足取りをたどるような研究は幾つか存在していて、個人的に面白いなと思った「Understanding Gregory Bateson[1]Recursive Vision[2]「デカルトからベイトソンへ」[3]Gregory Bateson the Legacy of a Scientist
」などがあります。

それで、ベイトソンは心理療法の世界にサイバネティックスに端を発するシステム思考を持ち込んだことでも知られているわけですが、ここで「システム思考とは何か?」「(ベイトソンの言う)エコロジー思想とは何か?」また、「システム思考とエコロジー思想」の間にはどのような関係が存在しているのか?について教育にからめて非常に理路整然と説明されているのが以下の博論というわけです。


全体で480ページ弱の大作となっていますが、要はシステム思考とエコロジー思想の関係性について考えると普段は意識していないメタ・レベルの関係性、あるいはメタ・メタ・レベルの関係性・・・・というようにどれだけ思考の抽象度を上げて考え、それを知覚するのか?という話になってくるように思えるわけです。

 (つづく)

文献
[4] http://www.amazon.co.jp/dp/0807046639/


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