2012年9月8日土曜日

リフレーミングの方向性


         

ネットにあるリフレーミング辞書みたいなものを見ると、どうして日本人はその背景にあるプロセスを考えずに、単に単語を置き換えればリフレーミングになると考えるのだろうか? と問題設定すると面白いものが見えてきそうですねぇ。(笑)

独り言


今日は、「リフレーミングの方向性」について書いておきましょう。

リフレーミングの方向性

今日は手短に。

以下のリンクに東工大のひとらが心理療法のリフレーミングを使って会議を活性化するシステムをつくりましょうという論文があってこれが中々興味深かったのでリンクしておきます。


リフレーミング前の人の知覚と認知の状態を簡単に考えると、認知のレベルにある固定観念となる枠組みがあって、この枠組が知覚の注意や思考による推論の範囲を決めているというところがあります。

もちろん、何か目的を決めて観察したり考えたりする場合、その目的に関する情報を集めるというようなところでは役に立つわけですが、それが以外の部分には注意が向かないで盲点が出来るということにもなっているわけです。

それで、この枠組を少し揺すって、同じところばかりに注意が向いていないか?とか同じパターンでばっかり考えていないか?について少し揺さぶりをかけてみるのが元々家族療法から派生したリフレーミングというわけです。

この論文ではマイケル・ホール博士の Mind-Lines(邦訳:フレームチェンジ)[1]と呼ばれるリフレーミングの方法論でもってこの枠組にゆすぶりをかけてみましょうということになっています。マイケルの場合は一旦一般意味論でリモデリングした形式のリモデリングになっていますが、このあたりは春秋社さんから出ている本のさらに解説本みたいな形式になって普通の人にはちょっとマニアック過ぎるのでここではスルーしておきます。(笑)

それでこの論文にもあるように Mind-Lines のリフレーミングの方向性について7つ取り出されていて

1.      解体リフレーミング 枠組みを具体化する
2.      内容リフレーミング 課題の内容を事実としてどう認識しているかを確認する
3.      対抗リフレーミング 立場、視座を変えて表現してみる
4.      事前リフレーミング 課題が起こった時のその前のプロセスについて考える
5.      事後リフレーミング 課題がどのような結果になるのか、その後のプロセスを考える
6.      アウトフレーミング 枠組みからとび出す、そもそも論に戻って前提を確認する、抽象度を上げる
7.      類似リフレーミング アナロジーやメタファーを使って話す

 について書かれているのは興味深いところですねぇ。もちろん、これはリフレーミングのある意味、メタ・レベルの方向性なので、具体的に相手の言葉や表情を捉えて、相手の腑に落ちるような形式で、具体的にどのようにリフレーミングするのか?がわかってこれが実際に使えるようになるには結構練習が必要なのだと思います。

(つづく)

文献

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