2012年10月6日土曜日

SFBT:将来への希望と幸福感を取り戻すための6種類42の質問


                                     

 ミルトン・エリクソンの技法から導き出された質問は、基本認識論的な質問で、話の内容というより、認識のプロセスを意識されるようなものが多いですよねぇ。

 もっとも、もっとも重要なのはクライアントとの相互作用においてどんな質問をどんなタイミングで投げかけるか?ですねぇ。もちろん、このあたりのロジックはあるのですけれどねぇ。そこら辺はきっと野球とかサッカーの解説みたいに口で説明しないと伝わらないので書いてないですけれどねぇ。(笑)
 
 独り言


今日は、「SFBT:将来への希望と幸福感を取り戻すための6種類42質問」について書いておきましょう。

 6つのカテゴリーの42の質問

 心理療法家のミルトン・エリクソンから派生した心理療法の流派はいくつも存在しており主要な流派だけを数えても6種類から7種類存在しています。もちろん、マイナーな流派までカウントすることが出来ればそれこそ星の数となると思います。


この理由はミルトン・エリクソンが単純に自分のデット・コピーを推奨せず、世の中に存在する一人ひとりはそれぞれ個性的でユニークな存在であると考えていたことから、間違いを正すアプローチではなく、それぞれの個性を認める方法をとっていたため、野球の比喩で言えば、野茂あり、イチローありとエリクソニアンの末裔を名乗る人たちは、みんな個性を持っているのでみんながそれぞれ違うのは当たり前だという方向で発展したような経緯があると考えられます。もちろん、以下のリンクで書いた共通の理念のようなものはエリクソニアンの間では共有されていると思いますが・・・・


 それで、今日は、この中でもミルウォーキー派、つまりソリューション・フォーカスト・アプローチに分類される一派の人が書いたエッセーをご紹介しておこうと思います。

 ここでは、将来に対する希望と幸福を増進することを支援するために活用する42のソリューション・フォーカスの質問が示されていますが、実際には以下の6つのカテゴリー(重複あり)に分類されて理路整然と説明されています。


 このエッセーは、現在、希望や幸福を感じることでできなくて落ち込んでいるクライアントに対して、どのように介入を行えば良いのか?

1.      Future-Focused 将来へ意識を向けてもらう質問
2.      Existing Strength 現在持っている強み(リソース)を意識してもらう質問
3.      Partitioning 問題、問題の状況を限定化してもらう質問
4.      Exception いつものパターンに陥らない例外を見つけてもらう質問
5.      Relationship Focused 関係性へ意識を向けてもらう質問
6.      Goal Setting 将来のゴールを設定してもらう質問
 
もちろん、この質問は、上から順番に聞けばいいなどという単純なものではないわけで、クライアントとラポールを築き、クライアント話に耳を傾け、ペーシングを行い、リーディングを行うというような格好で、活用する必要があると思われます。

 それで、ソリューション・フォーカスト・アプローチの場合は明示的なトランスを必要としてないこともあり普通の質問ということで活用されることになってきますが、人の認識や行動の変化を支援するためには既存の枠組みから出てもらわないといけないため、そのあたりは、ダブル・バインドの質問を使うとか上手にリフレーミング行うなどもう少し工夫が必要なのだろうなと思っているところです。


(つづく)

 文献
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