2012年10月1日月曜日

ソリューション・フォーカスト・コーチングの効果


                                     

 そもそも熱力学的に人を定義すると負のエントロピーを食べて好き勝手に考え、好き勝手に振る舞うということになるのだろうけれど、こういった好き勝手に考え、好き勝手に振る舞う人に対して、こんなことをやると、何らかの効果がありそうだ・・・というエビデンス・ベースドで統計的に検証された学術的資料があるのはありがたいなぁと思うわけですねぇ。(笑)

独り言


今日は、「ソリューション・フォーカスト・コーチングの効果」について書いておきましょう。

 エビデンス・ベースドが絶対ではないけれど保険としての安心感はあるなぁ(笑)

欧米ではコーチングも一応なんらかの科学的な根拠にもとづいて統計的に検証しましょうという方向の「エビデンス・ベースド」に基づいたアプローチが重要だという方向になってきているように思えるわけですが、今日は、お馴染みシドニー大学のコーチング心理学部教授のトニー・グラント博士の論文をリンクしておきましょう。


 手法的には、スティーブ・ド・シェザーのソリューション・フォカスト・アプローチとビル・オハンロンのソリューション・オリエンテッド・アプローチを足して2で割ったようなアプローチをライフ・コーチングに応用して本当に効果があるのか?ということを検証しているわけですが、

結論のところで個人的に面白いなと思ったのは以下の点です。


This study has shone some light on the roles of self-reflection and insight in
the self-regulatory cycle. It appears that overengagement in self-reflection may
not facilitate goal attainment. This finding serves to remind coaches that life
coaching should be a results-orientated solution-focused process, rather than an
introspective, overly-philosophical endeavor.

 簡単にサマっておくと、自己再帰(的意識を使ったメタ認知の話)、つまり簡単に言うと内省とか反省というプロセスとどのようにして(外的世界に対する物事の見方や反応が生まれたのか?というような)経験を一般化してルール化する人の認識のプロセスに光を当てていること。

 それであまりにも内省ばかりしていてもゴールから遠ざかるばかりなので、コーチは過去の反省や哲学的探究ではなくて、クライアントの意識を欲しい結果や課題の解決に向けなければならない・・・というところ。逆にいうとここに意識を向けないと統計的にも結果が出ない・・・ということになってきます。

 これはある意味、心理療法家のミルトン・エリクソンに端を発する、ソリューション・フォカースド・アプローチやソリューション・オリエンテッド・アプローチをコーチングに活用した場合の優位性が統計的に証明されたような形式になっているわけですが、個人的には実際の経験とエビデンスが一致しており、少なくとも自信を持って活用できる根拠になっているように思っています。

(つづく)

 文献
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