2012年10月11日木曜日

システム思考家への道


                                     

システム思考を実践するポイントは、できるだけ少ない介入でシステム全体が望む姿に変化する「おへそ」、北斗の拳で言う「秘孔」という名前のレバレッジ・ポイントを見つけること。おそらく、これが一番大変な仕事。

そして、システム思考家の醍醐味は、スターウォズ ep.4 でデス・スターの排気口に爆弾を一発投げ込んだだけでデス・スターが消失するように、そこにほんのちょっと介入しただけで望む姿の行く手に立ちはだかる問題が消えてしまった瞬間を味わった時かなぁ?(笑)。

それにしても、システム思考って「おへそ」を見つけるセンスは必要かもしれませんが、無駄な努力とか根性とか気合とかとはあまり関係の無い世界なのは間違いないですねぇ。

独り言


今日は、「システム思考家への道」について書いておきましょう。

 システム思考に含まれている矛盾

 近所の古本屋で購入した、「ザ・ゴール」に先駆けて、制約条件の理論をいち早く日本に紹介した「TOC革命」[1]に面白いキーワードが書いてありました。


TOCをひとことで言えば「全体最適のためにフォーカシングする手法」です。


 個人的には、これはTOCだけではなくシステム思考全般に当てはまることではないかと考えています。

 まず、この定義の中には意図的に矛盾が含まれていると個人的には考えています。

全体最適を志向するけれど、介入はできるだけ局所的かつ最小限に:システム思考を行う目的の一つは、おそらくシステム全体を考えて最適化図ることです。もちろん、この目的を達成するために力技であれこれシステムに働きかけるのは禁じ手です。

ここで最も重要なことは、システムの全体最適化を阻害している要因はほんの1や2つの要素であり、できるだけ少ない労力でこれを調整することでシステムの全体最適化を図るやり方が最良のやり方ということになるでしょう。

もっとも、システム思考は何らかの謎を解きながら、前に進む思考という側面もあり、適切な鍵を適切な鍵穴に差し込み、これを回すことが出来れば最小の力でこの扉を開くことが出来る反面、この秘密が解けなければ、いかに努力しようがいかに一生懸命になろうがまったく徒労に終わるという怖い側面を持っていることでもあります。

それで、個人的にコーチングやチェンジ・マネジメントの背景にあるシステム思考のもう一つの側面である短期療法、特にMRIモデルなのですが、


 この手法も、やはり認識や行動の変化を志向するけれど、システムの「おへそ」をみつけ、そこにほんの少し介入することで、ありたい姿への大きな変化を志向しているところがシステム思考に基づく心理療法のモデルなのですよねぇ。

(つづく)

 文献

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