2012年10月25日木曜日

今日から使えるソリューション・フォーカス技法(その4)ミラクル・クエスチョン


                                     

 将来の望む姿を描く時に、妄想モードに入らないためには、やはり五感で実感できるレベルでイメージするということと、客観的な観察者の視点を設けてメタ認知するということかなぁ(笑)。

独り言


今日は、「今日から使えるソリューション・フォーカス技法(その4)ミラクル・クエスチョン」について書いておきましょう。

 技法その4:ミラクル・クエスチョン

 ミラクル・クエスチョンはまったく難しいのもではありませんし、少しコツを覚えれば誰でも使うことが出来ると個人的には考えています。

ここで、ミラクル・クエスチョンを使う状況を考えてみましょう。まずは、クライアントが何か問題や課題を抱えていてどのように解決したら良いのか困っている状況を想定してみましょう。この場合、以下のリンクで書いた、AS-IFフレームを設定して、


「もし、眠っている間に奇跡が起きて、問題が解決していたら、朝起きた時に最初に何が違っていることに気がつきますか? 他には?・・・」のような質問をすることからはじめます。ある意味、この質問はコンサルタントが使う FIT-GAPの変形のような質問になっていますが、実際には以下のようなことが起こっていると考えられます。




·        暗黙のうちに認識の中の[現状]-[望む姿]の間に線引きをしてもらう(広義の意味でのミルトン・エリクソンのスプリッティング技法)
·        そして、暗黙のうちに[望む姿]をイメージしてもらうのがねらい
·        問題が解決された[望む姿][現状]の間の、知覚(五感)出来る情報にどのような違いがあるのか?のギャップに気づきこれを埋めることが解決策につながる
·        スティーブ・ド・シェザーは[望む姿]を描くことに決まった答えは無い、また[望む姿]を描くことで、問題にハマっている状況から気分が改善されると指摘しています。[1]
·        個人的には、未来の[望む姿]が実現した時の知覚にフォーカスして現象学的還元みたいなことを行うことで、現在の思考の枠組みの制限をすり抜けて、C.Sパースの言うアブダクションのロジックで問題解決に対するアイディアやリソース(資源・資質)を引き出すことを狙っているように思います

もちろん、未来にその[望む姿]が実現しているのか?についてはあくまでも可能性や確率でしかあらわすことは出来ないのでしょうし、[望む姿]を得るための必要条件を実際の行動を通して整えていくということになるのだと思いますが、五感のレベルの情報に抽象度を落とすこと、また、場合により「奇跡が起こったことを、他の人が見た時、何が違っていることが分かりますか?」[2]のリレーションシップ・クエスチョンの質問をすることで、メタ認識を行えるメタ視点に立ち、妄想ではない地に足のついた現実的な[望む姿]を描くことを担保している形式になっていると考えられます。

追記:実際には、自分の視点から見てどのように奇跡を認識したのか?自分の目から見て他人がどのように変わったのか?他人の目から見て自分がどのように変わったのか?、また、一旦奇跡を経験したら現状の問題が抱えた状態がどのように変わったのか?を尋ねて、そしてゴール設定へ入っていきます。まぁ、このあたりは近江商人の「自分よし、相手よし、世間よし」じゃないけれど、複数の視座からチェックしてもらっていることですかねぇ。(笑)

 それで、[望む姿]を描くためには、イメージ力があれば、資格も地頭の良さも、まとまった資金も必要ないわけで、これは使わない手はないなと考えて日々実践しているこの頃だったわけです。

(参考)ゴール設定のガイドライン

個人的には、ミラクル・クエスチョンで描いた姿がゴール、ゴール設定のガイドラインで設定したことはプロジェクト・マネジメントで言うマイルストーンだと考えています。

http://ori-japan.blogspot.jp/2011/12/blog-post_15.html

 (つづく)

 文献

記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com


0 件のコメント:

コメントを投稿