2012年11月11日日曜日

今日から使えるソリューション・フォーカス技法(その18)2回目以降のセション



心理療法家のミルトン・エリクソンのアプローチを最低限マスターしようと思ったら、変な迷路に迷い込まずにまっすぐ進んでも、結構長い時間がかかるように思ってきます。これをミルトン・エリクソンの心理療法をマスターするための必要条件の比喩だけれど、三種の神器みたいな感じで、鏡、玉、剣を集めていかないといけないと考えるとします。

それで、ソリューション・フォーカスト・アプローチをとりあえず使いこなせるようになったと考えると、ピカピカに磨かれて色々なものが映る鏡は手に入ったかなぁ?という感じがしているわけです。エリクソンのようなトランス誘導もいらないし。(笑)で、MRIが宝物のありかが書いてる地図かなぁ・・・

もちろん、残りの玉と剣はどこにあるのかなぁ~ということなのでしょうが・・・・これを考え始めると・・・果てしない旅はまだまだ続く・・・ということなのでしょう。

個人的に心理療法家を目指しているわけではないけれど、ソリューション・フォーカスト・アプローチ、つまりミルウォーキー・スタイルは日常生活から仕事上の問題解決には結構向いているように思うのですよねぇ、もちろん個人的には無駄な解決努力を止めるほうのパロ・アルト・スタイルなんだけれど(笑)・・・・・で、個人的には特にプロジェクト・マネジメントなどに向いているなぁと思っています・・・・

 独り言


今日は、「今日から使えるソリューション・フォーカス技法(その18)2回目以降のセッション」について書いておきましょう。

2回目以降のセッション


 この続きになりますが、ここでは2回目以降のセッションについて書いておきましょう。おおまかな流れは以下のフローチャートで示した通りです。もちろん人は熱力学的な定義からすれば負のエントロピーを食べて好き勝手に考え、そして好き勝手に振る舞うものですのですから、あくまでも大枠です。



 個人的に考えるのは2回目以降のセッションにやってくるのは、コンプレイナントカスタマーということになると思います。コンプレイナントには、日常生活や仕事の場面で起こる「(うまくいった)例外を探すように」という観察課題が出ていたわけですし、カスタマーには「ゴール達成に関係する課題を行う」という行動課題が出ていたということがあります。

 余談ですが、ここでは上手く行った/うまくいかなかったという判断を行うクライアントが持っている枠組や判断基準があって、これによって判断が行われていますが、ソリューション・フォーカスト・アプローチの場合はこれを明示して直接触るということはしないのが面白いところでしょう。また、個人の思想信条なども明示せずに知覚に還元するという方法をとっていますから、個人の思想信条を明示すると何かと問題だと考える企業、学校などでも使い勝手の良い手法なのではないかと思います。

さて、2回目のセションの概要をひとまず、変化が起こった場合から書いておきましょう。

 変化についての情報を引き出す:

最初は、「前回と比べて何が良くなったのか?他に?他に?」を尋ねるということになります。

 変化を明示する:

クライアントから見て少しでも良い変化があったことを増幅します。もちろん、ここではクライアントが持っている何らかの枠組から良い変化が起こったと判断されると思いますが、この枠組を意識してもらって明示的に扱うことはありません。また、ミルトン・エリクソンのユーティライゼーション(変化のために活用できることは何でも活用する)ではありませんが、「上手く行った例外」に焦点を当てるような知覚・認識パターンが出来ているとすると偶々起こった「上手く行った例外」も捉えられるようになっていると思います。もちろん、ミルトン・エリクソンだったらここにパラドクス介入を入れて、クライアントを認識の枠組の外に誘うところなのでしょうが・・・

それで、その例外は、「When:いつ起こったのか?」「Who:あなたの他に誰が気づいたのか?/相手がどのように反応したのか?」「Where:どこで起こったのか?/それが起こるためにはどんな状況が必要だったのか?」「How:どのように起こったのか?/どのように起こしたのか?/どのように気づいたのか?」などを尋ねることになります。

変化を強化する:

クライアントがリソースを活用して変化を起こしたことを賞賛し、ねぎらい、変化を強化することを行います。変化がゴール達成に向かっているということも確認し、その方向で良いという確信をクライアントから引き出すということも含まれるでしょう。

変化を増幅する:

ここでは、スケーリング・クエスチョンを活用して、変化を強化するには何をしたら良いのか?また、それを自ら進んでやりたいのか?変化に対する自信はあるのか?自信を上げるには何をしたら良いのか?を引き出すようにします。

その後:

What else ?を聞いてクライアントが他に言っておきたい情報を引き出し。ブレイクをとり、ここまでの情報でメッセージ:コンプリメント、ブリッジ、タスクを考えることになります。

 変化が見られなかった場合のプロセスは次回以降で書くことにしたいと思います。

(つづく)

 文献
[1]http://donpugh.dyndns.org/Psych%20Interests/counselling/brief%20therapy/Introduction%20to%20brief%20therapy.pdf


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