2012年11月2日金曜日

今日から使えるソリューション・フォーカス技法(その12)断定を避けた暫定的な言葉使い


                                     

可能性を探るために色々検討している時は、コーチが何かを断定するような話法でファシリテーションするっていうのは案外うざいだけだしなぁ(笑)。もちろん、クライアントが話している「できる/できない」「~なければならない/~してはならない」といった制限とか前提などは聞き分けないといけないのだろうけれど(笑)。

 独り言


今日は、「今日から使えるソリューション・フォーカス技法(その12)断定を避けた暫定的な言葉使い」について書いておきましょう。

 技法その12:断定を避けた暫定的な言葉使い

 このあたりは心理療法家のミルトン・エリクソンの間接話法を継承しているように思えてくるわけですが、クライアントと何らか対話を行なっている時、特に色々な可能性を検討している時、あるいは相手の本音を探っている時には、コーチやセラピストは「断定を避けた暫定的な言葉使い(Tentative Language)」[1]が有効だと思います。

 もちろん、この言葉使いは、以下のリンクで書いたミルトン・エリクソンの「マインドリーディング(読心術)」のパターンなどと併せて用いられることになります。この場合、相手の本音に探りを入れ、それがもし外れても相手の抵抗を上手く逃がすような形式となっている技法と言えるでしょう。


 この話法は断定を避ける形式で(おそらく、~のように思えますが、~ということでしょうか? など)を活用することになります。例えば、セラピストやコーチは以下のような話法を用いることになります。

    ~ということに確証があるわけではないのですが・・・
    もしかすると~だと考えていらっしゃるのですか?
    あなたが望んでいるのは~だというようにも聞こえるのですが?

こういった話法を使ってクライアントの本音を探った後で、何らかのコミットメントを引き出す場合は多少モードを変える必要があるように思えるわけですが、何れにしても相手の本音を探るモードであればこういった断定を避けた話法を使ったほうがクライアントの抵抗を減らすことができるように思います。

もちろん、ミルトン・エリクソンだったら意図的な曖昧さなどを使い、クライアントのメタ・メッセージを読んで、さらにその上位の論理階型を示唆するようなメタ・メッセージを返すようなコミュニケーションをやっているので、単純にロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングをやって粒度を細かくした質問をすれば良いとか、質問攻めにすれば良いというわけではないので注意が必要なのだと思います。

http://ori-japan.blogspot.jp/2012/04/blog-post_21.html
 
 (つづく)

 文献
[1]http://www.dhs.state.mn.us/main/groups/children/documents/pub/dhs16_140029.pdf

0 件のコメント:

コメントを投稿