2012年11月14日水曜日

今日から使えるソリューション・フォーカス技法(番外編7)フィーチャー&ベネフィット

                                 

 日常や仕事の場面で簡単に使えるという意味では、ミルトン・エリクソン→MRI→ソリューション・フォーカスト・アプローチに行き着いたというのは間違ってなかったなぁと思います・・・・もっともエリクソンはライフワークになっているのでのんびりやることにしています・・・・

 プロジェクト・マネジメントなどに従事しているとどうしてもグループ・ダイナミクス、要は人間関係を扱うということになってきます。

 それで、どちらかというとゴールを目指して進化する、ピーター・センゲのいっている自律分散して目標達成に向かう「学習する組織」みたいなことが個人的なテーマの一つでもあるわけです。でも、あまりチームに無理させすぎて体調や心の調子が悪くなってもらっても困るというのがありますし、そもそもデスマーチみたいな状態には入りたくないなというボトムラインの死守みたいなことがあります。(笑)

 それで、心の調子にも配慮しながらグループ・ダイナミクスに働きかけることを得意としているのが家族療法ということになってきてこの知見を学ばない手はないなと思ってきます。もちろん家族療法とひとくに言っても、サティア(MRI)、ボーエン、ミニューチェン、アッカーマン研究所、ホフマン、ミラノ派・・・と色々あって一長一短なのは、多少は分かっているつもりで、このあたりは嫌いではないどころか、MRIとかミラノ派のシステム論的なアプローチは大好きなのですけれど・・・・とりあえず、ビジネスの場面であまり難しいことを考えないで実践する、あるいはしてもらうにはソリューション・フォーカスト・アプローチの介入も悪くないなと考えているわけです。

 もちろん、個人的なゴールは、一緒にプロジェクトをやっていると体調とか心の調子がよくなるようなチームをつくってプロジェクトをやることかなぁ・・・・とも思っているわけで、デスマーチの反対でアライブマーチみたいなのをやれたらいいなぁと(笑)

 独り言


今日は、今日から使えるソリューション・フォーカス技法(番外編7)フィーチャー&ベネフィット」について書いておきましょう。

フィーチャー&ベネフィット、つまり特徴と利点を・・・

 今日は、コンサルタント的にソリューション・フォーカスト・アプローチの特徴と利点少々書いておきましょう。イメージ的にはプロジェクト・マネジメントやビジネスの場面で活用しているところをイメージして書いています。

もちろん、厳密に考えると比較表みたいな形式でまとまっている必要があると思いますが、色々なところからのクレームを考えて、その表は社外秘・・・としています。(笑)

それで、基本的に比較の対象として想定しているのはミルトン・エリクソンをそのまま学んだ場合や、MRIアプローチなどです。

もちろん、このあたりはプロフェッショナル向けの素晴らしいツールであることは間違いないのですが、ある意味、これを学ぶ事自体がライフワークというようなことになってしまうのでこういうアプローチと比べたら奥は深いのですが実践できる敷居が低いという視点になっています。

それで個人的なソリューション・フォーカスト・アプローチについての印象をシンプルに書いておきましょう。

·        シンプル
·        科学的、統計的なエビデンスがある
·        個人からグループを対象としたグループ・ダイナミクスまで扱える

シンプル

 以下で書きましたが、実際に覚える必要のあることは非常に少ないです。


 それで、おおもとにあるミルトン・エリクソンの行ったエリクソニアン・アプローチから考えると、「こんなシンプルでいいの?」と狐につままれたくらいにシンプルな構成になっています。もちろん、このシンプルさに価値があって、禅の坊さんの一筆書きみたいなもので、どのようにしてそのようにシンプルになったのか?を考えると本当は結構深いところがあります。

個人的にはエリクソニアン・アプローチの研究はほとんどライフワークと考えていて多分飽きなければ、爺さんになるまでやるのだろうなぁと思っているわけですが、「そんな気の長い、世迷いごとには付き合っていられない」という人にはソリューション・フォーカスト・アプローチは特に最適です。(笑)

それで、背景にあるパラダイムに違和感を持たなければという条件がつきますが、ほんの数時間あれば理解できる、すぐ使える、ということになるでしょう。これは教育にかかる時間とコストの大幅な圧縮になりますし、すぐ使えて効果があったかどうかが分かるという点は魅力だと思います。

http://ori-japan.blogspot.jp/2012/11/blog-post_5.html


科学的、統計的なエビデンスがある

 一般的に自己啓発などには、エビデンスがないという意味でいい加減なものも多いですが、ソリューション・フォーカスト・アプローチについては、少なくとも、ある条件のもとで、こうやったら一定の効果が得られたという研究結果がるので安心です。Google 先生に聞くと、ダブル・ブラインド、メタ分析などを行なって一定の効果が検証された論文などが見つかります。

 もちろん、ソリューション・フォーカスト・アプローチは学術系、や臨床系の方々の地道な努力の結晶だと認識してしていて、この努力に心から感謝しています。

個人からグループを対象としたグループ・ダイナミクスまで扱える

個人的にはグループ・ダイナミクスについてグレゴリー・ベイトソンの著作「Naven」まで戻って考えているところがあるわけですが、これに照らしあわせてみてもソリューション・フォーカスト・アプローチは結構ポイントが高いところがあります。それで、ソリューション・フォーカスト・アプローチは家族療法の一つの実装形式であり、[1] 個人的には、ゴールを目指して、プロジェクト・マネジメントのチームをどのように運営していくのか?のように、チームを構成するチーム・メンバー間の関係性にどのように働きかけるとよいのか?についての一つの解答となる方法論が提供されていると、個人的には認識しています。

例えば、PMOメンバーとしてプロジェクトに従事する場合、組織をゴールに向けて運営していくためのグループ・ダイナミクスを扱える手法が提供されているところは非常にありがたいところです[2]。もちろん、家族療法に限らずこれより優れた手法は存在するのでしょうが、実際に現場で活用できるということを考えると非常に使い勝手が良いように思います。

もっとも余談ですが、創始者達がケンカ別ればかりして、普及団体が分裂を繰り返しているNなんとかというエリクソンから影響を受けた手法があります。個人的には分裂するロジックを知っていてて敢えて意図的にやっているようにすら思ってきます。もちろん、ここから学ぶのは、シンメトリーな関係がエスカレーションしないように日頃からコンプリメンタリーな関係きちんと構築することと、この技法を持っていることの重要性、そして、何か分裂の兆候を見せた時にベイトソンの「Naven」ではないですが、分裂したくなければ明示的にエスカレーションを止める方法を実行することの重要性です。これがないと、確実に組織は分裂し人間関係が壊れてしまうことになるわけで、このの危険性を気づかせてくれる反面教師としては非常に学ぶことが多いのではないかと思います。(笑)

(つづく)

 文献

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