2012年12月27日木曜日

交渉人ミルトン・エリクソン

                                  

 ゴルゴ13の代わりに主人公が催眠療法家のミルトン・エリクソンだったらどんなドラマが展開するのだろうかねぇ?(笑)。

独り言


今日は、「交渉人ミルトン・エリクソン」について書いておきましょう。

ハイジャック犯との交渉相手がミルトン・エリクソンだったら?

ドラマの始まりは、米国国内線の旅客機。着陸15分前にトイレに立つ男。その男に席につくように諭す、連邦航空保安官。男と保安官はもみ合いになり、男は保安官の拳銃を奪い発砲。機内は騒然となる。

男は操縦席へ向かい、機長に機を南米へ向けるように要求、それが受け入れらない場合は体に巻いたプラスティック爆弾を爆発させると恐喝する。

飛行機は空港へ着陸するが、狙撃しようにも目標は2km先、そこへFBICIAからゴルゴ13に男の狙撃依頼が行われる。

というようなシーンがさいとう・たかを原作の「ゴルゴ13」の1シーンにあったことを思い出します。

もちろん、ネタバレになるのですが最終的にはゴルゴ132km先から犯人の頭を撃ちぬいて人質は全員無事に開放され、ゴルゴ13はセスナに乗って去っていくというのがこのラストシーンとなります。

それで、個人的には想像力をふくらませて、もし、心理療法家のミルトン・エリクソンが犯人と交渉したらどうなるのだろうか?と考えてしまったわけです。

もちろん、この話は個人的な思いつきではあるのですが、米国防総省の関連組織である米国国防技術情報センター(DTIC)から提供されている「RESPONSE TO HOSTAGE TAKING FOR MEDIUM AND SMALL SIZE LAW ENFORCEMENT AGENCIES[1]という論文の中に、少人数の人質を取った犯人との交渉にミルトン・エリクソンの技法が活用できないかどうかについて書かれた項目が存在しているのを興味深く読んだ次第です。

それで、ゴルゴ13の代りにFBICIAがミルトン・エリクソン(のような人物)に犯人との交渉を依頼したところを想像すると、エリクソンはマイクを通じて犯人と話を始め、何か訳のわからない話をしているうちに犯人が突然戦意を喪失してしまう、とか、あるいはトランス状態に陥って居眠りを始めてしまってその間に SWATが突入するとか、色々考えられるわけですが、映画やアニメとして面白いかどうかは別にして、もっとも死人が出ない安全な方法のような気はしてくるわけです。

個人的には手塚治虫原作の「ブラック・ジャック」にミルトン・エリクソンが登場してなんらか面白いストーリーを展開して欲しいような気もしてくるわけですが、何れにしても人とのコミュニケーションという意味ではミルトン・エリクソンのスタイルというのは色々研究する余地がありそうだなというところは分かってくるわけです。

(つづく)

 文献
[1] http://www.dtic.mil/dtic/tr/fulltext/u2/a265597.pdf

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