2012年12月31日月曜日

2012年のまとめ

                                 

 ちりも積もれば山となる。(笑)今年を振り返ると、(人や組織の認識や行動の変化をどう創発させるのか?というテーマがあって)個人的には暗黙知の象徴としてのミルトン・エリクソン技法を形式知の象徴としてのグレゴリー・ベイトソンの立場から日常生活や仕事の場面で色々試してみて書き綴った1年ということになったと思います。もちろん具体的なことは機密保持とかあってかけませんけれどねぇ・・・・(笑)。

 それで、本来暗黙知と形式知は表裏一体の一つの実体2つの側面として見たり感じたりしないといけないと思いますので、多分、来年も同じようなスタンスで由無し事をつらつら書き綴っていくことになると思います・・・・

それで、今日は、365記事の中からアクセス数の多かった記事を選びそのサマリーを書いておくことにしたいと思います。
 
独り言


今日は、「2012年のまとめ」について書いておきましょう。

ベイトソンの視点でエリクソンを観察した1年・・・(笑)・・

 不思議と500日以上も連続してこのブログを書いて普通の人が見ると単なる「暇人」のように思われるのかもしれません・・・(笑)それで、2012年も暮れようとしている今日、アクセス数の多かった記事を月単位で少しまとめておくことにしたいと思います。

1月

「エリクソン催眠と合氣道」

  元ネタは合氣道有段者のネオ・エリクソニアンのスティーブン・ギリガン博士なのですが・・・エリクソンの技法には目的達成のためには活用できるものはなんでも活用するというユーティライゼーション(Utilization)という概念がありますが、結局、これは合氣道の達人のようなセンタリングされた心構えが必要ですよねぇという話でした。

2月

「人の情報処理のモデルとIT機器の情報処理モデルは同じ」

 ブリーフ・セラピーの人の情報処理モデルはベイトソンがサイバネティクスの概念を持ち込んでいるのでIT機器の情報処理モデルと同じような感じになりますよねぇという話でした。ついでに、Cisco CCIE認定エンジニアが日本で最も優秀なブリーフ・セラピスト予備軍じゃないの?という話(笑)。もちろん、普段が機械を直すロジックで、人の心を見ている一面もあるので、ロジカルな人ほどブリーフ・セラピーのモデルは使い勝手が良いですねぇという話になるのかもしれませんけれども・・・もちろん、人は機械じゃないよねぇというところは考えておかなければいけませんけれどねぇ・・・

3月

「ミルトン・エリクソンの言語パターン」

もちろん、ここで注意するのはエリクソンが喋った結果としての言葉を統語論や意味論や語用論で見たらという事後の話なので、この考え方をクライアントに適用して同じ結果が得られるか?というのは別問題となってきます。それを考えおかないと単にスクリプトを読めば効果的な催眠が出来るとか、NLP(神経言語プログラミング)のミルトン・モデルを喋れば効果が得られると考える単純でお馬鹿な人たちになってしまいます。もちろん、ソリューション・フォーカスト・アプローチなどはこの言語パターンを頭に入れつつも別のパターンをつくりだしているというところが面白いところなのでしょう。

4月

「ミルトン・エリクソン 状況設定の妙技」

 基本的には4月もミルトン・エリクソンの言語パターンをダラダラ書いたことになったわけですが、要はストリーの語り部としてのミルトン・エリクソンがクライアントに対してどのように効果的な状況設定を行ったのか?ここが一番のポイントになるように思ってきます。

5月

「ミルトン・エリクソンからの派生した心理療法を図にしてみた」

 ミルトン・エリクソンから派生した心理療法を俯瞰的な図にしてみたのがこれ。これを読むと日本の学術系の先生方がきちんとエビデンスのある心理療法を日本に導入しているのがよく分かってきます。もちろん、ここでNLP(神経言語プログラミング)を排除しているわけではないけれど、やっぱり二重盲検やメタ分析したエビデンスがないのだから、これを示してくれるまでは公的機関や学校などで教えるのは保留するというのが正しい態度なのだと思ってきます。

6月

「ミルトン・エリクソンの治療戦略を理解する」

 これもエリクソン関係の著作を紹介したものですが、3人の著者のうち2人がエリクソンの次女のベティ・アリスと3女のロキサンヌという清く正しいエリクソン本。現在は、ロキサンヌ・エリクソンはエリクソン財団の代表理事を勤められていたと思いますが、エリクソン財団は非営利でこれまた清く正しく公平に運用されていたと思います。もちろん、ここで清くない、正しくないのはどこだ?とか考えてはいけませんけれど・・・・(笑)。

7月
「ミルトン・エリクソン関連書籍、はじめの1冊」

今年は日本人の先生方が書き下ろした「現代催眠原論」というタイトルの素晴らしい本が出てしまったのであれですが、英語を読めるのだったらこの本はまじめにお薦めです。

8月

「組織の問題解決のためのリフレーミング」

企業でも団体でもしきたりとか文化、ルールなどの枠組に囚われているので、その枠組を超えて問題解決しましょうというご提案ですねぇ。これについて100ページくらいのエッセーを書いたのだけれど Kindle ストアででも販売しましょうかねぇ(笑)。そういえば、峯本さんからこんな記事を教えてもらったんだった。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20121210/240825/?rt=nocnt

9月

「オントロジカル・コーチングのAOR+BELモデル」

オントロジカル・コーチングはウンベルト・マトゥラーナのほうのオートポイエーシス論とかウィトゲンシュタインとかの話になってくるのは個人的にはとても好みです。それで、個人的に推測するにオントロジカル・コーチングって「会社を上場させてお金持ちになった、家族にも恵まれた、生活にとくに不自由はない」でも「自分なりの生き方、在り方、成り方」はまだ追求できていない、みたいな、人向けのとても高級なコーチングだなぁと思ってきますねぇ。間違っても、「お金持ちになりたい」「モテモテになりたい」とかの即物的な『成功』を目指している次元の人が使ってもおそらく良さが分からないと思います・・・(笑)。ちなみに、オントロジカル・コーチングの生みの親であるチリ出身のジュリオ・オラーラは、突然のクーデターでピノチェト軍事政権が出来た時に国を追われ、米国に亡命し、ピノチェト政権が倒れた後にチリに帰国して大臣になっている日本で言うと明治の元老みたいな人生を送っている人なのですよねぇ。こういう人の生き様そのものに興味がわきますねぇ。

10月

「一般意味論:外在的思考を身につける」

 現在の認知科学的の視点で見ると一般意味論はちょっと古くさいところもあるけれど、言葉と神経がどのように作用しているのか?を考える場合一般意味論はまだまだ現役のところはありますねぇ。

11月

「ソリューション・フォーカス技法」

時期的には10月の末から書き始めたスティーブ・ド・シェザー、インスー・キム・バーグらの体系化したソリューション・フォーカスト・アプローチについて色々書いてきましたが、色々なことが氷解したところがあります。個人的にはミルトン・エリクソンの技法を組織マネジメントや問題解決、創造性の発揮に持ち込みたいと考えていたのですが、1)エリクソンを学ぶには10年仕事になる 2)MRIは普通のビジネスパーソンには少し難しい 3) NLPはエビデンスがないのでそもそも論外 、というようなことになっていたわけですが、まぁ、普通の人向けにミルトン・エリクソンやグレゴリー・ベイトソンのエッセンスを伝えるという意味ではソリューション・フォーカスト・アプローチは最適だなと改めて考えたところだというわけです。

12月

「ひたすら、ソリューション・フォーカスト・アプローチ」だけれども・・・

 問題解決のパターンには1)決断 2)修復 3)改善 4)創造、があるらしいです。もちろん、それぞれが微妙にオーバーラップすることもあると思います。それで、ソリューション・フォーカスト・アプローチについて書いては来たのですが、日常生活や仕事の場面でも、「現在の問題についてどのような要素が連鎖して起こっているのか?」のように問題に焦点を当てて考える必要がある時には考えておかないといけないよねぇ。これってMRIアプローチですけれどねという話になってくることを書きました。必要に応じて道具を選ぶというのはやはり大切なことだということなのでしょうねぇ。

 さて、2012年が修了し2013年がやってきますが、皆様良い年末年始をお過ごしください。絵馬でも書いて奉納しておくか、書き初めをするかなぁ~

http://ori-japan.blogspot.jp/2012/11/20.html

(つづく)

 文献
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