2013年1月11日金曜日

コーチングは部下が上司に行うもの

                                  

個人的には「上司が部下にコーチング」なんて言っている会社は色々な意味で上手くいっていないのではないか?と思っているわけです・・・・(笑)。

独り言


今日は、「コーチングは部下が上司に行うもの」について書いておきましょう。

上司が部下をコーチングしても上手く行きそうにないねぇ・・・・(笑)

 コーチングは上司が部下に対して行うもの、上司は部下の育成に責任を持たなければならない・・・・というのはある意味思い込みのようにも思ってきます。

 もちろん、会社の方針などにもよるので一概に決め付けることは出来ないところもあるわけですが、個人的には外資系でしか仕事をしたことがないため「コーチングぽいことは部下が上司に行うもの」「上司は部下の育成には責任は持たず基本は放し飼い」「でも決めたゴールは必ず達成してね」というのが普通だと思っています。

 外資系などでは部下の仕事は基本ジョブ・ディスクリプション(職務記述書)に記載されている仕事ができる人間が仕事にあたるのが普通でしょうし、上司は大方針を部下に伝え、それをうけて部下は上司に行動計画やアカウントプランを含む具体的な計画書を示して合意を得るというのが普通のように思ってきます。

 もちろん、この場合、実際の現場で自分の目で観察を行い、プロジェクトを動かしていくのは部下ということになるため、実際に上司が部下に何らかの説明を求めることはあってもいきなり訳の分からない指示をすることはあまり好ましくないということになってきます。ましてや、上司は部下にこう育って欲しいと期待してもいつ異動されたり転職されたりするかも分からないわけで、あくまでも仕事の目的の達成というところに重きを置き、部下を育てるのは仕事そのものであり、上司の仕事は部下のために多少状況を良くしてあげられることくらい。それで、結果、人が育てばそれでよし、育たなければそれでよしという考え方をするしかないようにも思ってきます。
 
 それで、昨年の8月にフォーブスに掲載された「上司にコーチングをして、無事に生き残る方法」というタイトルが結構刺激的な感じがします。

 
 日本でコーチングというと、上司が部下を育てるというような、部下から何かを引き出すというよりも上司の価値観を押し付けるようなある意味とてもうざいい感じで導入されているところが気になるわけであり、おそらくこのような感じで導入されている会社はコーチングが上手く機能していないようにも思ってきます。

もちろん、これとは逆にコーチングをマスターした部下が上司に上手に提案をしてくれるような形式でのコーチングの導入に成功していれば、上司は多少の状況確認をしてそれを承認するような仕事のスタイル、つまり上司は部下に方針だけを伝えると部下が自律的に色々な提案を持ってくるというような文化を確立するのが本来のコーチングの在り方ではないかとも思ってくるわけです。

また、幸いなことに日本の企業は現場が強いということもあり、中途半端な情報で欧米の真似をするのではなくハーバード・ビジネス・レビューに掲載された「Managing your boss(上司をマネジメントせよ)」[1]の通りに、現場の提案を上層部に押し上げていくような形式で、もっと言うと部下が上司に何らかの提案を行う場合にコーチングの技法を活用するのが案外日本に会ったやり方なのだろうなと考えているところだったわけです。

(つづく)

 文献
[1]http://www.columbia.edu/itc/hs/pubhealth/isett/Session%2004/Gabarro%20and%20Kotter%202005%20Managing%20your%20boss.pdf

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