2013年1月14日月曜日

質問の本

                                  

質問の答えは、状況設定をどうするか?で随分変わってきますし、状況設定の背景にある暗黙の前提をどうおくかで変わってきますねぇ・・・(笑)

逆にいうとよく考えられている質問は自分が色々な物事に対してどんな暗黙の前提をおいて考えているのか?に気づくことができるというわけですねぇ。

もちろん、短期療法や家族療法のリフレーミングはこの暗黙の前提を明示してここに介入していく、つまり暗黙の前提が変わるので、世界観が変わることになるわけですけれどねぇ・・・・・・・もちろん、これを本格的にやろうとするとパラドクスの状態に陥る質問を使う必要がありますけれどねぇ・・・・・・日本で言うと禅問答といいう質問ですねぇ(笑)

独り言


今日は、「質問の本」について書いておきましょう。

質問の答えに正解はない

 「質問の本」[1]1991年に角川書店から出版されている本で現在は絶版になっている本ですがこれについて紹介しておきましょう。



 本書はバブル華やかりし頃に出版された本ですが、その分お金をかけて非常に丁寧につくられているように思える本です。

 お正月に実家に帰省した時に書庫で見つけて再読してみたわけですが、本書はタイトルどおりに217の質問が書かれた本です。

 もちろん質問が書かれた本であって安直に答えを求める本というわけではありませんし、その時の状況や自分の考え方の枠組がどのようなものであるかによってこの答えも違ってくるような本です。

 また、本書の質問が上手くつくられていると思うのは、必ず、質問が状況設定とセットになっていることです。例えば、217個の質問のうち4番目の質問は以下のような質問です。


 この上なく幸福な一年間を送ることはできるけれど、その記憶があとにいっさい残らないとしたら? それでも、あなたはそういう一年間を体験したいと思いますか? もし思わないとしたら、それはなぜですか?


 もちろん、これに正解があるわけでもなければ、同じ人でも時期や心身状態が異なれば、違った答えが出てくることになるわけであり、逆にいうとそれを狙っているようにも思ってきます。

 また、上の質問についてはおまけとして本の終わりに追加の質問が用意されています。


 実際の経験と、経験が終わったあとに残る記憶。あなたにとってどちらが重要ですか?


 簡単に答えが出ないというところも面白いのですが、個人的には上のような質問を読んで、自分の場合はどうなのだろうか?とあれこれ考えているところというところです。

余談ですが、ご興味ある方はもしかしたらお近くの公共の図書館などにおいてある可能性もありますので探してみてはいかがでしょうか?

ちなみに、英語版の「The book of questions[2]は今でも Amazon で買うことができるようです。


(つづく)

 文献

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