2013年2月11日月曜日

ソリューション・フォーカスト・アプローチの家族療法への応用

                               

 色々な方法論で、そのエンジンがシンプルだと他分野への展開や応用が楽ですねぇ。

 それで、ソリューション・フォーカスト・アプローチって元々は家族療法のアプローチではないのだけれど、リレーションシップ・クエスチョンを使うと関係性へ介入するのが結構楽なのですよねぇ。

もちろん、個人的には心理療法はやっていないのだけれど、プロジェクトでコンフリクト・マネジメントやステークホルダー・マネジメントで関係性に介入することも多いですからねぇ。それで、いっちゃ悪いけれど、実際に使ってみてソリューション・フォーカスト・アプローチがここまで使えるというのは非常に嬉しい誤算でしたねぇ。(笑)もちろん、色々試した中で何が期待はずれだったのかはご想像にお任せしますけれどねぇ~(爆)。
 
 独り言


今日は、「ソリューション・フォーカスト・アプローチの家族療法への応用」について書いておきましょう。

方法論のエンジンがシンプルだと他分野への応用が楽!?

 心理療法の方法論について、考えると、その効果が統計的に検証されているエビデンスが重視されるところがあります。つまりある条件を整えるようにセッションなどを行えば属人性に関係なく、ある程度効果が担保されているというわけです。

 もちろん、ここで頭が痛いのは、いくらその手法に効果があるといっても、理論や概念が複雑だったり、その手法の手順が複雑で難しいものだったりすると、今度は実際の現場での運用を考えたその手法の普及や教育というところが問題になってくるということがあります。

 そこで心理療法家の教育やその普及というところを考えるとできるだけシンプルなものが自然に広がっていくというような特徴があるように思います。(このあたりはアウトバウンド向けのマーケティングの話になってくるように思います。)

 それで、家族療法というところを考えると、サティア、ボウエン、ミニューチェン、からヘイリー・・・など色々な流派が存在するようなところありそれぞれ一長一短があるわけですが、そのシンプルさから家族療法に応用されているのがソリューション・フォーカスト・アプローチだというわけです。

 もちろん、手法がシンプルだから良いという単純なものではなく、同じような状況で起こっている問題の解決に同じくらい効果があるなら、よりシンプルなほうが良いということであって、ここでは実際にその効果はどうなのか?を検証する必要があるわけですが、ちょうど「WHAT WORKS WHEN LEARNING SOLUTION FOCUSED BRIEF THERAPY:A QUALITATIVE ANALYSIS OF TRAINEES EXPERIENCES[1]という修論があってこれを興味深く読んでいたわけです。

 もちろん、ソリューション・フォーカスト・アプローチも深いレベルで理解しようとすると、ミルトン・エリクソンやグレゴリー・ベイトソンを理解しないといけないようにも思いますが、現場で使い勝手が良いか?と言われるとソリューション・フォーカスト・アプローチは非常に使い勝手が良いように思ってきます。

 もちろん、私は特定の手法に偏るのが嫌なので、基本的にミルトン・エリクソンの技法が頂点で、MRISFAが辺になっている三角形で技法を考えているところをベイトソンの視点でメタに見て使っているところがありますので、何でもソリューション・フォーカスト・アプローチというわけでもないところはあります。

また、実際にはこの手法をコーチングやコンフリクト・マネジメントなど非心理療法の分野でしか使っていないのですが、こういう統計的に検証されたエビデンスが付いている論文は非常にありがたいなぁと思っているところです。
 
(つづく)

 文献
[1]http://scholar.lib.vt.edu/theses/available/etd-07282003-160500/unrestricted/thesis7.28.03.pdf

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